『寒くなると身体が痛くなる』
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いつもスポーツクラブルネサンス広島東千田24をご利用いただきありがとうございます。パーソナルトレーナーの佐々木です。先日、リモートで7時間のセミナーを受講しましたが座りっぱなしというのは辛いですね。※今回のブログは長いと思います
【寒さと痛みの関係】
暖かい時期より身体の動きづらさを感じる方も多いみたいで、腰痛や膝痛などが悪化しやすいです。寒くなると筋肉や関節が硬くなりやすく、スムーズな動きが難しくなり、痛みを感じる部分に負担がかかっているようです。
動きが悪くなる理由として、関節の中にある液体が冷えて粘性が増すという説があります。例えば、膝に水が溜まるとよく言われますが関節にはもともと水(関節液)があり、潤滑剤や衝撃吸収の役割を果たしています。その液体が冷えるとネバネバが増して関節の動きが悪くなるという感じです。
【対策】
暖かい服装や暖房による温度管理も大切ですが、厚着によって肩がこったり暖房により喉の調子が悪くなったりすることがあるかもしれません。そこで運動方法に関する対策を1つ紹介します。
いつものトレーニングに『関節運動』を取り入れてみましょう。
【関節運動】
関節運動とは、関節を整える運動のことです。ジムにある筋トレマシン、例えばレッグプレスは下半身の筋力トレーニングで筋肉のための運動になります。そういった筋トレの前に準備運動として関節の運動を取り入れていただくと身体がスムーズに動きやすくなり、痛み予防や姿勢改善が期待できます。さらに筋トレの効果もアップします。
また、ストレッチマシンは筋肉を伸ばすマシンなので柔軟性は向上しますが関節を整えるとは少し違ってきます。ただいきなり筋トレマシンを使うより、先にストレッチマシンで筋肉を伸ばしたほうが安全性や効果は高くなります。
【やり方】
関節を整えるポイントは『圧を加える』というものです。文章では伝わりづらいかもしれませんが以下の運動は特定の関節に圧が加わるので整えられやすいです。準備運動として行うといいです。
股関節を整える運動で腰を反らせて行うことがポイントです。足の角度は「ハの字」で行います。股関節の足の付け根にギュッとする感覚があれば圧がかかっている状態です。腰が丸くなると圧はかかりません。
これも股関節を整える運動です。一般的には腸腰筋など股関節のストレッチとして登場しますが、整えられているのは前足の股関節です。腰を反らせて背筋を伸ばして前足のかかとに体重をかけて行い、足の付け根にギュッとする感覚やお尻や太ももの裏側に力が入る感覚があればOKです。
これは背骨を整える運動です。背中をコロコロするのではなく、体を反らして丸める動きを繰り返します。手で頭を抱えていた方が首が楽です。ツールが当たっているところに圧がかかります。ツールを腰や首には当てないように行なってください。
これは肩や肩甲骨を整える運動です。一般的には胸のストレッチで紹介されますが、腕を外側にねじったまま肩を耳に近づけるように行うことで肩関節が整えられます。肩が痛い場合はやめておきましょう。
【最後に】
私がトレーニングをするときは鍛える部分を整えてから筋トレをするようにしています。例えば、足を鍛えようと思ったら筋トレの前に紹介した股関節を整える運動は必ず行います。背中や胸を鍛えるときは背骨や肩を整えています。時間があるときは全身を整えてから特定の筋トレをします。
筋トレを始めた高校生の頃は整えることなんてせず、いきなり筋トレをガンガンやってましたが整えた身体の状態や運動効果の変化を知ってからは準備運動をするようになりましたね。