梅雨シーズン特有の不調「梅雨だる」!
その原因とおすすめの対策

「体が重い」「やたらと肩こりがひどい「なんだか気分が落ち込む」・・・梅雨どきに特有の不調を指して「梅雨だる」という言葉があるほど、梅雨は心身ともに不安定になりやすい時期です。今回は、「梅雨だる」の原因と対策についてお伝えしていきます。

「梅雨だる」の原因は低気圧

梅雨シーズンは、低気圧の日が続きます。
低気圧のときは自律神経のバランスが崩れて、体をリラックスモードにさせる副交感神経が優位になりやすくなります。副交感神経が優位になると、起きたあとも体がアクティブなモードに切り替わらず、それが日中の体のだるさにつながるのです。

また、低気圧の影響に加えて、気温の上昇・雨による湿度の高まり、そして朝晩の寒暖差など――多くの気象ストレスが、だるさ以外にもさまざまな健康上の影響を及ぼします。

カラダの症状

  • ●体が重く、だるさを感じる
  • ●肩こりがひどい
  • ●頭痛やめまいを感じる
  • ●冷えを感じることが多い
  • ●朝起きれなくる
  • ●日中に眠くなる
  • ●腰痛
  • ●目の疲れ
  • ●むくみやすくなる
  • ●食欲がわかない
  • ●疲れがいつまでも残る etc.

ココロの症状

  • ●どうにもやる気が出ない
  • ●なぜか憂うつな気分になる
  • ●イライラしてしまう
  • ●集中力が続かない
  • ●不安を感じることが多くなる etc.

すぐに始められる!
「梅雨だる」対策

外出前

  • ●朝は冷水洗顔でシャキッ!交感神経を活発に。
  • ●羽織ものを1枚持って、気温差に備える。

梅雨どきは、電車やオフィスなどでエアコンの稼働が始まるタイミングでもあります。朝晩だけでなく、外と中の温度差にも注意が必要です。

就寝前

  • ●38~40度ぐらいのぬるめの炭酸浴    
    炭酸ガス入りの入浴剤を入れて、ゆっくりリラックス。しゅわしゅわの炭酸ガスが温浴効果を高めて血行を促進し、1日の疲れをじわっと和らげてくれます。
  • ●寝る前に、蒸しタオルで目もとを温める
  • ●照明を消したあとはスマホを見ない

自分で押せる手のツボ

古代中国で生まれた東洋医学のち療法「ツボ押し」。 全身に多くのツボがありますが、「梅雨だる」の諸症状に効くものをいくつかご紹介します。

  • ●合谷(ごうこく)・・・肩こり、腰痛、目の疲れ
  • ●少沢(しょうたく)・・・ 肩こり、首のこり
  • ●小骨空(しょうこっくう)・・・ 目の疲れ
  • ●少衝(しょうしょう)・・・不安、緊張、動悸

ツボの位置はおおよそのもので、微妙に個人差があります。反対側の手の指で押してみたときに、「痛気持ちいい」と感じるポイントを探してみましょう。
1箇所10-15秒を目安に押します。
※見つけにくい場合は、おおよその位置をもんであげるだけでもOKです。

~おわりに~
「梅雨だる」をずるずる引きずると、そのまま「夏バテ」に移行してしまうことも。
不調を感じたら、早めの対策が肝心です。炭酸風呂で気持ちよくリフレッシュしてだるさや疲れを落とし、梅雨を元気に乗り切って夏を迎えましょう♪