在宅勤務は太る?
在宅太りの原因と予防・解消のためのエクササイズ

新しい働き方として定着しつつある在宅勤務ですが、通勤の必要がなくなることで、どうしても運動不足に陥りやすくなります。在宅勤務が始まってから、「太った」「体が重い」という方は多いようです。
そこで今回は、在宅勤務中に太りやすくなるおもな原因と、在宅勤務中でも太らないための食事のポイントのほか、おすすめのエクササイズをご紹介します。

在宅勤務は太りやすいと
いわれる理由

まずは、なぜ在宅勤務は太りやすくなるのか、そのおもな原因を見ていきましょう。

移動による運動が減る

通勤の必要がない在宅勤務は、その分の運動量が少なくなります。駅やオフィスへ向かって歩いたり階段を上ったりすることはもちろん、電車で立っているだけでも筋肉を使います。
通勤のほかにも、オフィス内やランチに出掛ける際の移動なども、積もり積もれば大きな運動量。それがなくなることで消費エネルギーが減り、太る原因になります。

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筋肉量の低下によって脂肪が燃えにくくなる

移動による運動量が減った状態で長時間のデスクワークが続くと、運動量の低下によって筋肉も衰えてしまいます。筋肉量が減ると基礎代謝量も下がり、脂肪が燃えにくい体になるため太りやすくなります。

間食が増える

職場とは違って他人の目が気にならない在宅勤務は、自由に飲食できる分だけ、間食が増えてしまうという方も。「気分転換に」「区切りがついたから」など、ついついお菓子や飲み物などを口にしていれば摂取エネルギーが増え、太る原因となるでしょう。

在宅勤務でも太らないための食事のポイント

在宅勤務でも太らないためには、日々の食生活を見直すことも大切です。続いては、在宅勤務中に心掛けたい食事のポイントをご紹介します。

仕事しながらの間食・食事は避ける

在宅勤務中は消費エネルギーが少なくなるため、間食はできるだけ避けましょう。家にお菓子があるとつい手が伸びてしまうため、極力置かない・買わないようにします。
また、作業しながらの「ながら食い」は、早食いの原因となるため控えましょう。さらに、よく噛まずに飲み込む早食いは満腹感を得にくく、1日の摂取エネルギーが高くなってしまいがちです。食事のときは完全に仕事から離れて、メリハリをつけてください。集中力が低下しやすい在宅勤務時の、気分転換にもなるでしょう。

自炊を取り入れる

外食は手軽ですが、塩分や脂質、糖質が過剰になりがちです。選ぶメニューを意識しつつ、できるだけ自炊の頻度を高めると◎。
インスタント食品やレトルト食品で済ませるときも、栄養のバランスを考えて、簡単に手を加えてみるのがおすすめです。カット野菜やきのこなど、ヘルシーな食材を入れてかさ増しすると、満腹感を得ながら摂取エネルギーを抑えられます。外食でも自炊でも、血糖値が上がりにくくなる食物繊維を豊富にとることを心掛けてください。

自宅でもできるおすすめのエクササイズを紹介

在宅勤務で太らないためには、適度に体を動かして筋肉量をキープし、体脂肪が燃えやすい体にする必要があります。ここからは、自宅でも実践しやすい筋トレの方法と、自宅でも扱えるおすすめのトレーニンググッズをご紹介します。

自宅でできる筋トレ

運動は継続してこそ、在宅太りの予防や解消に効果があるもの。自宅で手軽に取り組めるおすすめのトレーニングとして、スクワットとプランクをご紹介します。

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●スクワット
自宅筋トレの定番であるスクワットは、在宅勤務で衰えがちな下半身を重点的に鍛えられます。下半身は大きな筋肉が多く、消費エネルギーも多いため、鍛えれば効率良く在宅太りを予防・解消できるでしょう。
実施方法は、肩幅程度に足を開いてまっすぐに立ち、椅子に座るように、お尻を後ろに下げるイメージで、ひざを曲げていきます。背中が丸くならないように注意し、ひざを90°近くまで曲げましょう。腕は前に伸ばすか、胸の前でクロスしましょう。猫背になりがちな方は、頭の後ろに手を添えて胸を張った姿勢がおすすめです。
Youtube動画:正しい姿勢で効果につなげる「スクワット」の方法|ルネサンスチャンネル
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●プランク
筋力がない方でも始めやすいプランクは、全身を刺激できるおすすめのトレーニング。腰への負荷も少ないため、安全に体幹を鍛えられます。
やり方は、うつ伏せになって前腕とひじ、つま先で体を支えます。プランクは英語で「板」を意味しますから、お尻が上がったり下がったりしないよう、文字どおり体を板のようにまっすぐにキープしてください。腹筋を中心に、全身に力を入れましょう。簡単な筋トレですが、かなり負荷が高いトレーニングなので、初めは20秒程度から、少しずつ時間を延ばしてください。
Youtube動画:1回10秒。簡単!体幹トレーニング 〜ホバー(プランク)をマスターしよう〜|ルネサンスチャンネル

グッズを使ったトレーニング

自宅でエクササイズを行う際、専用のグッズがあれば簡単にトレーニングでき、できることのバリエーションも広がります。自宅でのエクササイズには、腹筋ローラーやバランスボールがおすすめです。

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●腹筋ローラー
腹筋ローラーは、車輪のようなローラーに持ち手がついたトレーニンググッズです。サイズは30cm程度と場所を取りませんが、ひざをついた状態で両手で持ち手を握り、腹筋を使ってローラーを動かすことで上半身全体を鍛えることが可能です。
使い方は、ひざをついて持ち手を握ったら腕をまっすぐに保ち、ゆっくりローラーを前に押し出します。無理のないところまで腹筋を伸ばしたら、ゆっくり戻します。腰が反ると痛める原因になりますから、お腹に力が入っている状態でローラーを動かすことを意識してください。腕の力ではなく、腹筋や腰を意識するのがポイント。慣れないうちは壁がストッパーになるよう、壁に向かって腹筋ローラーを押し出しましょう。
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●バランスボール
座るだけで体幹強化と姿勢の改善に役立つバランスボール。ボールからころげ落ちないよう意識することで、自然と体幹や各部位の筋肉を均等に使うため、バランス良く筋肉を刺激できます。
バランスボールの使い方は、基本的には座るだけ。足を肩幅より少し広めに開き、ひざは90°に曲げ、バランスボールに座ります。椅子代わりに不安定なバランスボールに座れば、意識せずに全身の筋肉を鍛えることができるでしょう。座ったまま骨盤を前後左右に動かしてみるだけでも、インナーマッスルのトレーニングに効果があります。パンパンに空気を入れるのではなく、少し余裕を持たせた状態であれば、転がり落ちてしまう心配が少なくなります。

~おわりに~

在宅勤務をきっかけに食生活の改善や自宅筋トレを習慣化できれば、肥満の予防や解消になるだけでなく、栄養バランスが整った食事と筋力アップによって、さまざまなメリットが期待できるでしょう。つい、生活習慣が乱れてしまいがちな在宅勤務ですが、取り入れやすい食習慣の改善やエクササイズからスタートして、太りにくい体づくりを目指してみてはいかがでしょうか。

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