あなたはできてる?
マスクの正しいつけ方と
うがいの仕方

空気が乾燥し、風邪やさまざまな感染症が流行し始める冬季。風邪やインフルエンザ予防のためにマスクをしている方も多いのではないでしょうか。マスクの着用やうがいできちんと予防することは大切ですが、そのためにもマスクのつけ方や、手洗い・うがいの正しい方法を確認しておきたいところです。そこで今回は、マスクのつけ方、手洗い・うがいのポイントについてご紹介します。

マスクの役割

マスクの正しいつけ方を確認する前に、まずはマスクがどのような役割を果たしているのかについて見ていきましょう。

風邪予防や口元の保湿に

マスクをつけることの第一の目的は、自分を風邪や感染症から守るためという方が多いはず。風邪などのウイルスは、細菌と違って湿度が低いと生存時間が長くなるため、空気が乾燥する時期にマスクをつけて口元を保湿しておくことで、風邪予防の効果が期待できるといわれています。

自分が風邪を引いた際のエチケットに

風邪予防だけでなく、自分が風邪を引いているとき、飛沫感染を防ぐためのエチケットとしてもマスクは大切です。飛沫感染とは、咳やくしゃみなどから周囲へ飛び散る飛沫に含まれる病原体が、人の口や鼻などの粘膜に付着して感染することをいいます。

ウイルスは、直径0.0001mmほどであるため、一般的なマスクの網目よりも小さく、ウイルスそのものをマスクだけで防ぐことは難しいといわれています。しかし、ウイルスを含む水分である飛沫は、直径0.005mmほどとウイルスよりも大きく、マスクの網目にも引っ掛かります。
このことから、風邪などに感染した本人が、飛沫を外へ出さないためにマスクを着用することは、周囲への感染予防にも効果があるといえるのです。

マスクの選び方

マスクは、さまざまなタイプが販売されていますが、風邪予防のためには種類を意識したいところ。ここでは、知っておきたい基本的なマスクの種類と、この時期に着用するマスクとしておすすめのタイプをご紹介しましょう。

マスクの種類

マスクの種類は、形状別に次の3タイプに分けられます。

●平型マスク
ガーゼ製で、平たいタイプの平型マスク。まとめ買いできる物も多く販売されているため、このタイプのマスクを着用する方が最も多いのではないでしょうか。
●立体型マスク
不織布製で、立体裁断してある立体型マスク。顔周りにフィットしやすい形状が特徴です。
●カップ型マスク
不織布製で、鼻と口を覆うドーム状のカップ型マスク。立体型よりもさらに密着性が高くなります。

風邪予防には不織布製のマスクがおすすめ

感染症などをきちんと予防したい場合は、不織布製である立体型マスクやカップ型マスクがおすすめです。ガーゼ製の平型マスクは、安価でまとめ買いできる点がメリットですが、フィルターとしての機能は低いといわれています。そのため、不織布だと肌荒れやかゆみを生じやすい方や、自宅で喉や口元の乾燥を予防したい場合におすすめです。

なお、マスクは原則、使い捨てとなります。1日1枚を目安に使用して、同じ物を使い回すことのないようにしましょう。

マスクの正しい使い方

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ここからは、マスクの正しい使い方を、つけ方・外し方・廃棄方法、それぞれに分けて見ていきましょう。

マスクの正しいつけ方

まず、マスクをつける前には、必ず手を洗って、清潔な状態にしておきましょう。

1. マスクの上下を確認する
マスクの表裏はメーカーによっても見分け方が異なりますが、特に裏表の見分け方がパッケージに記載されていない場合は、ゴムひもがついているほうが裏になることが多いようです。また、マスクの上下の確認方法は、鼻周りにフィットさせるための針金が入っているほうが上になります。プリーツなど、マスクの折り目がある場合は、そのプリーツの山の部分が下方向になります。
2. 鼻・口・顎を覆う
マスクで鼻から顎までを覆ったら、マスクの上部を鼻筋にフィットさせましょう。
3. ゴムひもで耳に固定する
ゆるすぎず、きつすぎない物がおすすめです。

マスクの外し方

使用後のマスクには、ウイルスが付着している可能性が高くなります。そのため、マスクを外す際は、フィルターを手でさわらないように、ゴムひも部分を持つようにしましょう。

マスクの廃棄方法

マスクを外したら、ゴムひも部分だけを持ち、蓋付きのゴミ箱に捨てましょう。蓋なしのゴミ箱であれば、マスクをビニール袋に入れて、口を閉じてから廃棄するのがおすすめです。

マスクを廃棄した後は、手にウイルスが付着している可能性もあるため、石鹸を使ってしっかり手を洗いましょう。アルコール消毒などで、手指を消毒するのも◎。

マスク装着時に注意したいこと

ここでは、マスクを使う際に気を付けたいことを見ていきましょう。

●顎にかけないようにする
鼻や口元を出す際に、マスクをずらして顎にかけるのはNGです。一度マスクを顎にかけてから戻してしまうと、顎部分に付着していたウイルスなどの飛散物が、マスクの内側に移る可能性があります。
●自分に合ったサイズを選ぶ
耳の裏のつっぱり感が気になって、大きめのサイズのマスクを選んでしまうと、ゴムひもがゆるくなり、マスクと顔周りに隙間が生じます。すると、ウイルスなどが侵入しやすくなってしまうため、注意しましょう。
●針金部分をフィットさせる
針金部分を鼻筋にフィットさせないと、鼻周りに隙間が生じて、ウイルスなどが侵入しやすくなってしまいます。
●マスクから鼻が出ないようにする
鼻部分をマスクでしっかり覆わないと、ウイルスが侵入しやすくなってしまいます。感染・拡散予防のためにも、マスク装着時は口だけではなく、鼻部分まできちんと覆うことが大切です。
●マスクのフィルターを頻繁にさわらない
マスク着用時に、フィルター部分を何度もさわることがないように注意しましょう。マスクに付着したウイルスが、手に移ってしまう可能性があります。

正しい手洗い・うがいの仕方

風邪や感染症の予防のためには、毎日行う手洗い・うがいの正しい方法も確認しておきましょう。

手洗い編

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まずは、手洗いをする際の手順と注意点を見ていきましょう。

●手洗いは30秒を目安に!
洗う前に、流水でよく手を濡らしてから、しっかりと石鹸を泡立てることがポイントです。30秒を目安に、手指全体を丁寧に洗っていきましょう。
1. 手のひらと手の甲をそれぞれ、5秒ずつ洗う
2. 指先や爪のあいだを5秒間洗う
3. 指のあいだを5秒間洗う
4. 親指をもう片方の手のひらでねじるようにして5秒間洗う
5. 手首も忘れず、5秒間洗う

最後に、泡をしっかりと洗い流してから、清潔なタオルなどでよく拭いて乾かしましょう。
●洗浄が不十分になりやすい部分は?
指先や指のあいだ、爪の先などは、泡洗いが不十分になりやすいといわれています。さっと洗ってしまうのではなく、手指それぞれの部分を丁寧にこすりながら洗っていきましょう。

うがい編

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続いて、うがいの手順と注意点を見ていきましょう。

●うがいは最低3回行う
水や、殺菌作用があるといわれている緑茶、希釈したうがい薬などをコップに用意して、3回に分けてうがいをしましょう。
1. 1回目のうがいは、口の中の食べかすなどを取るために、強く行います。
2. 2回目は、上を向いてのどの奥まで水が届くように、15秒ほど時間をかけて行います。
3. 3回目は、2回目のうがいをもう一度行います。
●コップは常に清潔に
洗面所にコップを常備している場合は、こまめに洗って常に清潔な状態にしておきましょう。

手洗い・うがいのポイント

手洗いとうがいは、順序を守ることと、こまめに行うことが大切です。ポイントを詳しく見ていきましょう。

●手洗いを先にする
手には、ウイルスや汚れなどが付着している可能性が高いため、必ず手洗いから行います。特に、水道の水を手のひらに溜めてうがいをするという方も多いと思いますが、その際は先にうがいをしてしまわないように注意しましょう。
●1日の中で手洗い・うがいをこまめに行う
手洗いとうがいは、外から帰ったときだけではなく、掃除の後や乾燥を感じたときなど、室内にいてもこまめに行うことが大切です。

風邪対策には
「鼻うがい」もおすすめ

花粉症や蓄膿症などに効果的とされる鼻うがいですが、風邪予防にもおすすめといわれています。鼻うがいのやり方は、片方の鼻から生理食塩水を注入して、もう片方の鼻から出すというもの。

市販の鼻うがい用の液体を使用するのが一般的ですが、自分で生理食塩水を作る場合は、濃度は約0.9%にしてください。冷水で行うと鼻の奥がツーンとしやすいため、一度沸騰させて人肌程度までさましたぬるま湯で生理食塩水を作りましょう。ただし、鼻うがいのやりすぎは良くないため、1日1~2回を目安に行ってください。

~おわりに~
普段、何気なく行っているマスクの着用や手洗い・うがいですが、正しい方法でできていましたか?しっかりウイルス対策をして、風邪を引かずに冬を過ごしましょう!