体を動かして夏を乗り切る!
夏バテ解消に効果的な運動
慢性的な疲れや食欲不振など、夏バテかな…と思ったときは、軽い運動を行うことがおすすめです。今回は、夏バテ解消に軽い運動が効果的な理由や、自宅でも簡単に取り組める体操、運動をするときの注意点などについてご紹介します。
夏バテにはなぜ運動がいいの?
夏バテ解消に運動が効果的な理由
夏バテの大きな原因のひとつが、冷房のきいた空間と暑い屋外の気温差による自律神経の乱れです。自律神経のバランスが崩れることで体温調節機能が低下し、夏バテの症状が出てしまいます。一方で、冷房のきいた空間ばかりで生活して汗をかかずにいても、汗腺の働きが鈍り、夏バテを引き起こしてしまいやすくなります。
適度な運動で汗をかくと自律神経が活発になり、汗腺の働きも正常になります。気温の変化にも対応できる、夏バテに強い体になるのです。運動によってエネルギーを使うことで、食欲促進や睡眠の質のアップも期待できます。
夏バテ解消におすすめの運動
夏バテ対策としては、ダイエットなどにも効果的とされている「有酸素運動」がおすすめです。代表的な有酸素運動としては、次のようなものがあります。
- ●ジョギング
- ●ウォーキング
- ●スクワット
- ●ヨガ
- ●踏み台昇降
- ●エアロビクス
- ●水泳
有酸素運動は、自分のペースで取り組みながら、程良い疲労感が得られるものが多くあります。また時間や距離・回数など、小さな目標を設定するのも達成感が得られておすすめです。
夏バテ解消に効果的!自宅でできる体操
夏バテ解消におすすめの運動方法を見ていきましょう。さきほど、有酸素運動が効果的と紹介しましたが、ウォーキングやジョギングといった屋外の有酸素運動を真夏に行う場合は熱中症のリスクもあるため、自宅で気軽にできる運動がおすすめです。
就寝前のストレッチ
就寝前にお腹や足先を温めてから行うことで、質の良い睡眠を得られるストレッチをご紹介します。ぐっすりと眠ることができ、疲労解消につながります。やり方は簡単!
1.仰向けに寝て、両手はお腹に置く
2.両足の裏を合わせ、骨盤が開いていることを意識する
骨盤と足首のストレッチになります。お腹に両手を置いてゆっくりと行うことで、足先だけでなくお腹も温めることができます。
ラジオ体操
万能な運動ともいわれるラジオ体操。ストレッチや筋トレの要素も入っているため、全身を使った程良い運動となります。血行も良くなり、全身をほぐすことができるでしょう。毎朝、ラジオ体操をする習慣をつけてみてはいかがでしょうか。
日常生活で軽い運動を取り入れる
運動の時間を確保することが難しいという場合は、日常生活の動作に軽い運動を取り入れることを意識してみましょう。運動不足の人でも始めやすい、日常生活における運動は次のようなものがあります。
●なるべく階段を使う
●いつもより早歩きを意識する
●スクワット
●電車で座らず、立つようにする
なにげない日常の動作を意識することで、毎日の運動量を増やすことができます。運動不足を感じている人は、このように積極的に体を動かして生活することから始めてみてはいかがでしょうか。
運動にあたって注意すべきポイントは?
夏バテ解消の運動を行う際には、いくつか注意点があります。特に、夏バテを発症しているときは、体力も落ち、疲れやすくなっているため、適度な水分補給や休息を挟みながら、無理なく取り組むことが大切です。
ここでは、運動を行う際の注意点を見ていきましょう。
水分補給と休息を忘れずに
夏場の運動に、水分補給は必須です。水分は、0.1~0.2%程度の食塩水やスポーツドリンクがおすすめです。喉が渇く前に、こまめに水分補給をするようにしましょう。また、運動は30分を10分×3回と分割して行っても、30分×1回と連続して行っても 、得られる効果はほぼ同じとされています。
長時間連続して取り組むことはせず、適度に休憩を挟みながら取り組みましょう。
オーバーワークは禁物!
たとえ軽めの運動でも、夏のオーバーワークは禁物です。長時間取り組んだからより効果が得られるというわけではないため、自分の体力や体調に応じて、無理のない範囲で行いましょう。
運動体調不良時は休養を!運動は気温の低い時間帯に
ストレッチや踏み台昇降、ラジオ体操といった軽めの運動は、毎日行っても問題ありません。しかし、夏バテの症状がひどいときなど、著しく体調が悪いときは、無理に体を動かすと悪化させてしまいます。倦怠感が強いときには、無理せずゆっくり休養するようにしましょう。また軽めの運動でも、気温が高い日中に行うと熱中症になるリスクがあるため、朝や夕方の気温が低い時間帯に行うようにしましょう。