サウナで“ととのう”理由とは?サウナの種類と得られる効果について-ルネサンスマガジン
サウナで“ととのう”とはどういうことなのか、サウナの効果やメリットとともにご紹介
日々の忙しさに追われ、ストレスや疲労が蓄積していませんか?肌荒れ、冷え性、むくみ、 PMS(月経前症候群)など、女性特有の悩みを抱えている方に今注目されているのが「サウナ」です。
この記事では、サウナがもたらす美肌効果や自律神経の調整作用、さらには女性特有の悩みに合わせたサウナ活用術について、詳しくご紹介します。サウナを通して、あなたが「なりたい私」を叶えるための実践的なヒントを、ぜひ見つけてください。
サウナには、女性の健康と美容に直結する多くの恩恵があります。熱い空間で汗をかくことで、体内に溜まった老廃物や毒素を排出する「デトックス効果」が期待できます。また、温熱作用により全身の血行が促進され、冷え性の改善や新陳代謝の向上につながります。
さらに、サウナ特有の静かで心地よい空間は、日常の喧騒から離れて心身を深くリラックスさせ、ストレス軽減にも役立ちます。これらの恩恵が女性の抱える多くの悩みに総合的にアプローチし、内側から輝く美しさをサポートしてくれるのです。
「サウナで本当に美肌効果があるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。実はサウナには、毛穴の奥までしっかりクリーンアップする発汗作用、血行促進による細胞の活性化、さらにストレス軽減による肌荒れ予防まで、多角的に美肌をサポートする働きがあります。ここでは、美肌を最大限に引き出すサウナルーティンをご紹介します。
サウナに入る前には、必ずメイクを完全に落とし、丁寧に洗顔して肌を清潔な状態にしましょう。毛穴が開いた際にメイク汚れが入り込むのを防ぎます。洗顔後は、化粧水などで軽く保湿をしておくと、サウナ中の乾燥対策になります。
また、発汗に備えて、事前にコップ1〜2杯の水を飲んで水分補給を忘れずに行いましょう。
高温のサウナ室は、髪や肌を乾燥させやすい環境です。髪の乾燥やダメージを防ぐために、サウナハットを着用したり、事前にヘアオイルを塗布したりすることをおすすめします。
顔の乾燥が気になる場合は、濡らしたタオルで顔を覆うのも効果的です。
サウナから出たら、水風呂や冷水シャワーで体を冷やし、開いた毛穴をキュッと引き締めましょう。その後は、肌が乾燥しやすい状態になっているため、速やかに化粧水、美容液、乳液などを用いて、いつもより念入りに保湿ケアを行うことが重要です。
生理前のむくみや精神的な不安定さ、更年期に多いほてりや不眠といった自律神経の乱れからくる不調に対し、サウナは心強い味方となり得ます。ただし、生理中は体調を最優先し、更年期症状の緩和には温冷交代浴とリラックス効果を意識して、ご自身のペースで取り入れることが大切です。ここでは、自律神経を意識したサウナの入り方をご紹介します。
自律神経を整えるには、サウナ→水風呂→休憩の温冷交代浴が効果的です。しかし、特に水風呂は体が慣れていないと負担になることがあります。無理に冷たい水に入る必要はなく、最初は冷水シャワーを浴びる、手足だけ冷やすなど、ご自身のペースで少しずつ体を慣らしていきましょう。大切なのは、心地よさを感じることです。
温冷交代浴の後の休憩中に訪れる「ととのう」感覚は、心身が深くリラックスし、自律神経が整った状態です。この時間に、目を閉じて深くゆっくりとした呼吸を繰り返したり、瞑想を取り入れたりすることで、心と体が一体となる感覚をより深く味わうことができます。
喧騒から離れ、自分の呼吸や心臓の音、施設の穏やかな環境音に耳を傾けてみましょう。また、 外気浴スペースがあれば、風が肌を撫でる感覚や、空や景色を眺めることで、より開放的な気分になり、心が落ち着きます。
サウナを快適かつ美容・健康効果を高めながら楽しむためには、ちょっとした準備が大切です。以下のアイテムをそろえておけば、安心してサウナ時間を過ごせます。
フェイスタオルやバスタオルは汗を拭いたり、座るときのマット代わりにもなります。汗をかくと脱水しやすいので、常温の水やスポーツドリンクも必ず用意しましょう。
サウナの高温は髪を乾燥させがち。サウナハットをかぶったり、入る前にヘアオイルを軽くなじませておくと、ダメージやパサつきを防げます。髪が長い方はヘアゴムやヘアバンドもあると便利です。
メイクをしたままだと毛穴づまりの原因になるため、事前にクレンジングや洗顔でしっかりオフ。サウナ後は乾燥しやすいので、化粧水や美容液、乳液、必要に応じてフェイスパックなどで素早く保湿しましょう。
サウナ後は汗をかいているので、下着や服の着替えを用意しておくと快適に帰れます。濡れたタオルやウエアはジップ付きのポーチや袋に入れると持ち帰りが楽になります。
女性がサウナを安全に、そして心身ともに最大限に楽しめるよう、体調管理から施設でのマナーまで、特に留意したいポイントをまとめました。
生理中は、体調が不安定になりやすく、貧血やのぼせのリスクが高まることがあります。経血量が多い日は避け、体調と相談しながら無理のない範囲で利用しましょう。
貧血や低血圧の方は、サウナの温熱作用で血管が拡張し、血圧がさらに下がることがあります。めまいや立ちくらみを起こしやすいため、無理のない時間設定で、特に休憩時やサウナ室から出る際はゆっくりと行動し、こまめな水分補給を心がけましょう。
サウナでは大量の汗をかくため、脱水症状になりやすいです。サウナに入る前、サウナのセット間、そしてサウナ後には、必ず十分な水分(水やお茶、スポーツドリンクなど)をこまめに補給しましょう。
公共のサウナ施設を利用する際は、他の利用者への配慮が不可欠です。サウナ室に入る前にメイクは完全に落とし、髪の毛は束ねてサウナハットやタオルで覆いましょう。
また、サウナマットやタオルを使用し、座る場所の汗を拭き取るなど、清潔感を保つように心がけましょう。
サウナは多くの人がリラックスを求めて訪れる場所です。大声での私語は控え、静かに利用しましょう。
また、タオルなどで場所を確保する「場所取り」はマナー違反です。譲り合いの気持ちを持ち、誰もが快適に過ごせる空間作りに協力しましょう。