イメージ画像

血流を良くするには?〈肩こり・冷えにも〉血流を改善できる生活習慣

私たちの体内では、血液の循環によって全身の細胞に酸素と栄養が運ばれています。 しかし、運動不足でずっと座りっぱなしだったり、水分不足やストレスが続いたりすると、血流が滞りがちになります。

その結果、肩こりや腰痛、手足の冷え、むくみなど様々な不調を引き起こす原因になると言われています。そこで今回は、血流を良くするために日々実践したい生活習慣についてご紹介します。

そこで今回は、血流を良くするために日々実践したい生活習慣についてご紹介します。

血流が悪くなると、体には何が起こる?

血液は、酸素や栄養を運ぶ“体内の宅配便”。流れが悪くなると、届け先の組織が酸欠や栄養不足に陥り、いろいろな不調がでて将来的な健康リスクも高まってしまいます。

ここでは代表的な症状とリスクをご紹介します。

肩こり・腰痛 ─ 筋肉の酸欠が引き起こすコリ

僧帽筋や肩甲挙筋などの肩周辺の筋肉、そして腰痛に関係する脊柱起立筋群(多裂筋や腰方形筋など)は、十分に血液が届かないと乳酸などの老廃物を出し切れず、筋線維がこわばります。これにより、肩こりや腰痛といった症状が現れると言われています。

肩こりを訴える人は、近赤外分光法(NIRS)の測定で筋酸素飽和度の回復が遅いことが報告されています。

手足の冷え・むくみ ─ 末梢血管の収縮で指先が冷える

交感神経が優位になると末梢血管が細くなり、手足の皮膚下にある末梢血管への血流が減少し、酸素や栄養の供給が滞ることで冷えを感じやすくなります。冷え症の人は安静時でも末梢血流が少なく、皮膚温が戻りにくいことが確認されており、血液やリンパの滞りはむくみにもつながります。

重大な病気のリスクにも ─心臓・脳・足の血管に及ぶ影響

血流が慢性的に滞ると、血管壁で炎症が続いてコレステロールが沈着しやすくなり、動脈硬化が加速します。冠動脈が狭くなれば心臓への酸素供給が不足し、わずかな血栓でも胸を締めつけるような痛みを伴う心筋梗塞につながりかねません。

脳内や頸動脈の細い血管が詰まると、言葉が出にくい、片側の手足に力が入らないといった脳梗塞を招く恐れもあります。

さらに、下肢の動脈が硬くなると、歩き始めて数分でふくらはぎにしびれなどの症状が現れる「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」という状態になることがあります。

この状態を放置すると、血流がさらに悪化し、足の組織が壊れて黒く変色する「壊疽(えそ)」に進行することもあります。

最悪の場合、足の一部を切断しなければならないほどのの深刻な事態にいたる可能性もあります。

血流を改善するための習慣

現代人が陥りやすい、運動不足やバランスの偏った食事などの生活習慣の乱れは、血流が停滞する大きな原因となります。少しでも血流を改善するためには、日々の何気ないシーンでも積極的に体を動かしたり、水分をとったりすることが大切。

まずは、すぐに実践しやすい血流改善に効果的な6つの生活習慣を見ていきましょう。

こまめな水分補給

脱水症状を避けるためにも、夏は積極的に水分補給をする方は多いはず。しかし、体内の水分は季節を問わず尿や汗として出ていくだけでなく、皮膚や呼吸からも自然に蒸発していくため、毎日きちんと水分補給をすることが大切です。

充分な水分を含んだ血液は、酸素や栄養を全身の細胞へと運びます。また、老廃物も尿から排せつされるため、体内の物質の運搬に水は必要不可欠です。

職場ではスニーカーやサンダルに履き替える

ハイヒールや締め付けがきつい靴は血流を妨げ、むくみや足の冷えにつながります。そのため、オフィスなどの職場では、スニーカーやサンダルなどの快適な靴に履き替えるのがおすすめ。

靴選びの際は、デザインだけでなく、動きやすくて足にフィットするものを意識しましょう。足を締め付けず、一日を通して楽に動ける仕事用の靴を探してみてください。

イメージ画像

なるべく階段を使う

運動不足を感じている方は、積極的に階段を使うようにするのも◎。階段の上り下りは立派なエクササイズになります。特に、階段を上るときは下半身の大きい筋肉から「第二の心臓」とも呼ばれるふくらはぎの筋肉を使うため、脚全体からつま先までの血流改善が期待できます。

定期的に手足を伸ばしてストレッチ

デスクワークなどで長時間同じ姿勢をとっていると、体がこり固まって血流も停滞してしまいます。

数十分おきに5分程度、簡単なストレッチの時間を設けてみましょう。両腕を頭の上で組んで伸びをしたり、足を伸ばしたりと、座ったままでもOKです。体を動かすことで、リラックス効果も得られます。

イメージ画像

足を高くして眠る

就寝時は、クッションや丸めた毛布などを使って、膝下までの位置を高くして寝ることも効果的と言われています。滞りがちな血液やリンパの流れが促され、仕事疲れやむくみ解消も期待できます。

入浴の習慣をつける

入浴にも血流改善に効果が期待できます。
お湯は熱すぎてのぼせないように、37~40℃程度が◎。10~15分間ゆったりと入浴することで全身の血の巡りが良くなり、心身のリラックス効果も期待できるでしょう。入浴中は汗をたくさんかきやすいため、水分補給も忘れずに。

~おわりに~
体を動かすと血液の流れをスムーズにし、冷えやむくみの改善にも役立ちます。だからといって、急にハードな運動をする必要はありません。まずはストレッチやウオーキングなどの穏やかな運動から始めて、徐々に運動量を増やしたり、別のエクササイズにもチャレンジしたりしていきましょう。

また、より本格的に運動を継続したいという方には、ジムやフィットネスクラブのご利用もおすすめです。
総合スポーツクラブのルネサンスは、お客様それぞれの要望やライフスタイルに合わせたエクササイズのプログラムをご提案します。体を動かす習慣のなかった方でも無理がないよう、一からサポートしますので、興味のある方はお近くのルネサンスクラブの体験予約から、ぜひご検討ください。
アイコン 見学・体験のご案内

見学予約・入会については
お近くのルネサンスクラブで

北海道・東北
関東
東京
中部・北陸
近畿
中国・四国
九州・沖縄

※1:旧スポーツオアシスの施設。別サイトへ移動します。