イメージ画像

血流を良くする飲み物・食べ物って?
血流改善のための食習慣

血流を良くして、全身の隅々まで酸素や栄養を行き渡らせることは、健康的な体づくりのためにも欠かせません。
血の巡りを良くするためには血がサラサラの状態である必要があり、いわゆる「ドロドロ血液」では、血流も滞ってしまいます。サラサラな血を作り出すために、毎日の食生活はとても重要なのです。今回は、血流を良くする効果が期待できる食品と、血流を悪くする食習慣について見ていきましょう。

血がドロドロの状態になる原因は?

ドロドロ血液になる主な原因のひとつとして、食べすぎや飲みすぎによって、血液中の脂質や糖質が増えてしまうことが挙げられます。血液がドロドロの状態を改善せずにいると、血流が悪くなるばかりか、さまざまな病気の原因になることも。特に、脂質は動脈硬化の材料を増やしたり、血管を詰まらせたりする原因になるため、食生活には配慮する必要があります。

血液がドロドロになり、血流が悪くなっているサインは、さまざまな症状となって現れます。これは、血流の停滞によって体の隅々まで酸素や栄養が運搬されず、老廃物を排出する働きもうまく機能しなくなるため。
血流が悪くなっているときに起こりやすい症状は、肩こりや頭痛、倦怠感や冷え性など。こうした不調が続く場合は、ドロドロ血液にしてしまう生活習慣になっていないか、見直すことをおすすめします。

血液をサラサラにする食べ物・飲み物

ここからは、サラサラな血液を作り、血流改善を促す食品について、5つのタイプの栄養に分けてご紹介します。

クエン酸…酢や梅干し、レモンなど柑橘類

酢や梅干し、レモンなどの柑橘類に多く含まれるクエン酸は、「すっぱい」と感じる酸味の成分。疲労回復に効果があるといわれていますが、それ以外にも血液の酸化を抑えて血流を良くする効果も期待できます。酸味が苦手な方は、比較的飲みやすいもろみ酢などで摂取するのが◎。

イメージ画像

EPA…イワシ、サバ、サンマなどの青魚

青魚に豊富に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)も、血液をサラサラにする作用があります。ほかにも、血栓をできにくくしたり、脂質異常症を予防したりする働きを持ちます。

ポリフェノール類…赤ワイン、緑茶、ココア、ブドウなど

コレステロールの酸化を防ぐポリフェノール類。水以外の飲み物を飲みたいときは、ポリフェノールが豊富な緑茶やココアがおすすめです。なお、アルコールのとりすぎは、反対に血液をドロドロにしてしまうため、赤ワインは1日グラス2杯程度が適量。ブドウは果糖が含まれるため、こちらも食べすぎには注意しましょう。

アルギン酸…昆布、わかめなど

昆布やわかめなどの「ぬめり」の正体であるアルギン酸。アルギン酸はコレステロールの吸収を妨げて、体外へ排出させる働きを持つ食物繊維です。海藻類は血糖値の上昇を抑える働きのほか、新陳代謝を活発にして血流を促す働きも持つため、積極的に食べたい食品といえます。

イメージ画像

ビタミンE…かぼちゃ、アスパラガス、春菊など
ビタミンC…フルーツ類、ピーマンなど

ビタミン類の中でも高い抗酸化作用を持ち、動脈硬化予防にも効果的とされているのが、ビタミンEとビタミンC。ビタミンEはそのものが酸化しやすいため、ビタミンCと併せてとることが推奨されています。

ビタミンEを多く含む食品には、かぼちゃやアスパラガス、春菊、ニラなどの野菜類のほか、サケやサバなどの魚類、さらにナッツ類やキウイフルーツなどがあります。
ビタミンCを多く含む食品は、イチゴやレモン、オレンジなどのフルーツ類、ピーマンやさつまいも、小松菜などが挙げられます。

体を温める食材も併せて食べよう!

血液をサラサラにする作用のある食品と併せてとりたいのが、体を温める食品。体を温めることで血管を広げ、血流改善をサポートしてくれます。代表的な食品としては、唐辛子やシナモンといったスパイス類、たんぱく質豊富な肉や魚があります。

スパイス類は、食べたときに辛みを感じて体が温まったり、汗をかいたりします。これは、スパイス類には熱を発生させる「褐色脂肪細胞」を刺激して、体温を上げる効果があるため。私たちの体は、発生した熱を散らすために、血流を活性化させようとするのです。また、たんぱく質は同量のカロリーを摂取したときに、油やでんぷんなどの栄養素よりも大きな熱を生み出すため、体を温める効果があります。肉類は食べすぎると血液がドロドロになる原因となるため、魚がおすすめです。

血流を悪くする食習慣とは?

血液をドロドロにし、血流を停滞させてしまう原因となる食生活についても見ていきましょう。

主菜が肉類ばかり

イメージ画像

たんぱく質を多く含む肉類ですが、肉に含まれる動物性脂肪は、中性脂肪やコレステロールといった血液をドロドロにする原因物質が含まれるため、主菜として食べすぎることは避けましょう。主菜には、血液をサラサラにするEPAを豊富に含む、魚を積極的に取り入れてください。

魚を天ぷらやフライにして食べる

血液をサラサラにする食品としておすすめの魚ですが、調理方法には注意が必要です。魚でもフライや天ぷらなどの揚げ物にしてしまうと、コレステロール値が大きく上がってしまいます。さらに、長時間油で加熱することで、血液をサラサラにしてくれるEPAが溶け出すなど、揚げ物は大敵。

魚を揚げることで、血流を改善するための効果は、生の状態に比べて4分の1程度にまで減ってしまうともいわれています。魚を食べる場合は、刺身や塩焼き、ムニエルといった調理法にしましょう。

間食が多い・お菓子をたくさん食べる

間食として、高カロリーなお菓子をたくさん食べる習慣も、血流を悪くする原因に。肥満につながり、高血圧や動脈硬化のリスクも高めてしまいます。

また、間食でおなかを満たすと、次の食事でとるべき野菜をあまり食べられなくなってしまうことも。野菜が持つ、血液をサラサラにする効果のほとんどは持続性が低いといわれているため、野菜は毎食たっぷり食べる必要があるのです。食事の際に必要な食品をきちんと食べられるよう、間食はできるだけ控えましょう。

イメージ画像

飲酒量が多い

「毎日の晩酌が楽しみ」という方もいると思います。しかし、アルコールのとりすぎは中性脂肪を増やしてしまいますし、お酒といっしょに食べるおつまみも、脂質やカロリーをオーバーしてしまう原因となります。

夜遅くにお酒を飲んだり食事をしたりするのは、コレステロールや中性脂肪を増やすため、食事・飲酒ともに適量を早めの時間にとることが大切。「夜の飲み会後にラーメン」という流れは、スムーズな血流にとっては大敵です。

~おわりに~
血液をサラサラにする作用を持つ食品は、動物性脂肪の少ない物が非常に多いです。たんぱく質を含む肉類は、体づくりのためにも重要ですが、動物性脂肪をとりすぎないためにも、食べすぎには十分注意しましょう。血流を良くする食品は、ここでご紹介した以外にも多くあるため、同じ食品ばかりではなく、さまざまな種類をバランス良く食べることが大切です。

また、中性脂肪やコレステロールの値を下げてサラサラな血液を作るためには、食事に配慮するだけでなく、きちんと体を動かすことも重要。肥満解消やボディメイクに取り組みたい方には、ジムやフィットネスクラブの利用をおすすめします。

総合スポーツクラブのルネサンスは、豊富なプログラムからお客様それぞれに合った内容をご提案します。運動が苦手な方にも安心して継続していただけるサポートが充実しているため、興味のある方はお近くのルネサンスクラブの体験予約から、ぜひご検討ください。
アイコン フィットネス体験のご案内

見学予約・入会については
お近くのルネサンスクラブで

北海道・東北
関東
東京
中部・北陸
近畿
中国・四国
九州・沖縄