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筋膜リリースって何?
ウェーブストレッチリングで体をほぐそう

「筋膜リリース」という言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。しかし、その効果や方法を知っている方は少ないのでは?
長時間のデスクワークやスマートフォンの利用などで、肩や足腰のこりやこわばり、痛みといった不調を抱える方は多くいます。その原因が、実は筋膜にあるかもしれません。筋膜とは、全身の筋肉を包む組織で、第二の骨格と呼ばれるほど重要な役割を果たしています。筋膜が何らかの原因で硬くなってしまうと、筋肉を動かせる範囲が狭くなり、全身のこりや痛みを引き起こすことがあるのです。
ここでは、筋膜とは何かという基礎知識のほか、筋膜リリースの方法をご紹介します。

筋膜の働き

筋膜とは、全身に張り巡らされた筋肉を包む膜で、筋肉を保護して滑らかに動かすのを助けたり、筋肉が正しい位置にあるように支えたりする働きがあります。筋肉だけでなく、内臓や骨、関節、血管、神経など、体のあらゆる構成要素とつながっているため、第二の骨格ともいわれる組織です。
筋膜は、薄くやわらかい組織で、水分・栄養不足やストレス、長時間同じ姿勢をとるといったことが原因で、伸びきったり縮こまったりすることがあります。そうなると、筋膜は弾力性や伸縮性を失い、ドロドロの接着剤のような状態に。そのため、筋肉や関節が動かしづらくなり、血行不良になったり老廃物が排出しにくくなったりして、肩や足腰などのこりや痛み、全身のむくみ、だるさが生じるのです。

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筋膜リリースは圧迫しながらストレッチ

伸びきったり縮こまったりしてしまった筋膜は、筋膜リリースによって改善できる可能性があります。
筋膜リリースは、一定の圧をかけながら筋膜をほぐす方法で、マッサージしながらストレッチを行うようなものといえるでしょう。マッサージは筋膜と筋肉を圧迫してほぐす方法で、ストレッチは筋膜と筋肉を伸ばしてほぐす方法です。筋膜リリースは、この2つを同時に行います。

本来は、理学療法士や整体師などに施術してもらいますが、グッズを利用すれば専門的な知識がなくても筋膜をほぐすことが可能です。筋膜リリースで筋膜がほぐれると、肩や腰のこりやこわばり、痛みなどの改善が期待できるほか、筋肉が滑らかに動かせるようになるので、運動効率の向上や姿勢の改善なども見込めるでしょう。また、筋膜リリースにダイエット効果はありませんが、全身のむくみが改善することで、体がすっきり見える可能性があります。

ウェーブストレッチリングを使った筋膜リリース

ウェーブストレッチリングは、伸びやかな姿勢づくりのために開発されたトレーニング機器です。ユニークな波型は、骨盤や肋骨、足底の曲線をイメージして設計されており、全身のストレッチをサポートしてくれます。圧迫しながら筋膜を伸ばす、筋膜リリースにもぴったりです。
続いては、ウェーブストレッチリングを使った筋膜リリースの方法をご紹介しましょう。

肩甲骨はがし

パソコンでの作業や猫背で前傾姿勢が続くと、肩甲骨が広がったままになり、周辺の筋膜が伸びきって固まってしまいます。そうなると、肩甲骨を寄せる動作が難しくなり、ますます姿勢が悪くなってしまうことも。筋膜リリースで肩甲骨周りをほぐすと、姿勢の改善はもちろん、肩こりの解消も期待できます。
ウェーブストレッチリングを使った、肩甲骨はがしの方法は下記のとおりです。

<肩甲骨はがしのやり方>
  1. リングの山面を上向きにして、縦に置きます。
  2. 肩甲骨のあいだがリングのアーチ部分にあたるように、リングの上に寝ます。
  3. 後頭部の一番上の部分が床につくよう、位置を調整します。
  4. 首から力を抜いた状態で、体を揺らしたり、腕をバンザイしたりしてストレッチしましょう。
  5. 1分程ストレッチしたら、ゆっくりとリングをずらして体を起こします。
ストレッチを行うときは、呼吸は止めずにゆっくりと息を吸って吐くことを意識しましょう。頭が床につかなかったり、首が痛かったりするときは頭の下にタオルを置くと◎。

肩甲骨はがしについては、こちらもご覧ください。

腰のこわばり改善ストレッチ

骨盤は体の上半身と下半身をつなぐ重要な部分ですから、筋膜や筋膜がこわばっていると、腰痛はもちろん、全身に影響が出てしまうことも。お風呂上がりや寝る前などに、一日のこわばりをほぐしてバランスのいい体を目指しましょう。

<ストレッチのやり方>
  1. 仰向けに寝てひざを軽く曲げて立てたら、右足のかかとをリングの片側に引っ掛けます。
  2. 右手でリングの反対側をつかんで膝を伸ばし、伸ばしたまま右側に開脚して20秒キープします。
  3. 脚は伸ばしたまま左にも倒して、20秒キープします。
  4. 左右の足と手を入れ替えて、同じように行います。
お尻から太もも、ひざ、ふくらはぎまでが伸びていることを意識しながら行ってください。脚を倒したり起こしたりするときは反動を使わず、ゆっくり呼吸しながら行うことがポイントです。

骨盤リセットについては、こちらもご覧ください。

~おわりに~
肩こりや腰痛にも効果が期待できる筋膜リリースですが、方法が誤っていたり、長時間刺激しすぎたりすると、かえって痛みが強くなる可能性があります。適度な刺激と時間を意識して、無理のない範囲で取り組み、継続することが大切です。

総合スポーツクラブのルネサンスでは、ウェーブストレッチリングをはじめ、自宅でのストレッチやエクササイズにおすすめのグッズを多数取り扱っています。

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