
秋バテ対策!自律神経を整える簡単セルフケアで疲れ知らずの毎日を
秋風が心地よい季節になっても、夏に受けたダメージを引きずって、体のだるさや食欲の低下、睡眠の乱れなどを感じていませんか? それは「秋バテ」の可能性があります。
秋バテは、夏の間に暑さで自律神経が疲れ、うまく働かなくなることで起こります。秋になっても体調が悪い状態が続くことがありますので、自律神経を整えるためのセルフケアがとても大切です。これから紹介する簡単な方法を日常生活に取り入れて、秋バテを解消しましょう!
秋バテと自律神経の関係

自律神経は、体温調整や消化、睡眠など、私たちが無意識に行っている体の機能をコントロールする重要な役割を持っています。しかし、季節の変化や日常生活の影響でこの自律神経が乱れると、だるさや疲労感、睡眠トラブルなどの不調が現れます。特に、夏から秋への移り変わりは自律神経に大きな負担をかけます。
例えば、急激な気温の低下は、夏の暑さに慣れた体にとって大きなストレスとなり、交感神経が過剰に反応しやすくなります。さらに、日照時間の減少で日光を浴びる機会が減ると、体内時計が乱れ、ホルモンバランスが崩れることで気分の落ち込みや睡眠の質の低下を引き起こします。不規則な生活リズムやストレス、過労も自律神経を乱す原因となり、心身の緊張が続くとリラックスできずに慢性的な疲れがたまりやすくなります。
また、室内外の温度差が大きい冷暖房の使用も自律神経に負担をかけ、体温調整がうまくいかなくなることがあります。これらの要因が重なることで、自律神経が乱れ、秋バテの症状が現れやすくなります。
以下のような症状がいくつか当てはまる場合、秋バテの可能性が高いです。ぜひチェックしてみてください。
秋バテ症状 チェックリスト
これらの症状が続くと日常生活に影響を及ぼすことがありますが、適切なセルフケアで改善できる可能性があります。次の章では今日から始められるセルフケア方法をご紹介します。
自律神経を整える簡単なセルフケア方法

秋バテを予防・改善するためには、自律神経のバランスを整えることが重要です。以下に、日常生活で簡単に実践できるセルフケア方法をいくつかご紹介します。
規則正しい生活リズムを保つ
自律神経を整える最も基本的な方法は、規則正しい生活リズムを保つことです。具体的には、以下のような点に注意しましょう。
- ●就寝・起床時間を一定に保つ
- 毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きることで、体内時計が安定します。これにより、自律神経のリズムも整いやすくなります。
- ●食事の時間を規則的に
- 朝・昼・晩の食事時間を一定にすることで、消化器系の自律神経機能が安定します。特に朝食は重要で、起床後30分以内に摂ることをおすすめします。
- ●適度な運動を定期的に
- 毎日30分程度の軽い運動を行うことで、自律神経のバランスが改善されます。ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で継続的に行いましょう。
これらの習慣を意識的に続けることで、自律神経の乱れを防ぎ、秋バテの症状を軽減することができます。

食事で自律神経をサポートする
食生活も、自律神経の健康維持に欠かせません。秋バテ対策に効果的な食事のポイントをいくつかご紹介します。
- ●ビタミンB群を積極的に摂取
- ビタミンB群は自律神経の働きを助ける重要な栄養素です。豚肉、鶏肉、卵、乳製品、緑黄色野菜などに多く含まれています。秋が旬の食材(さんま、きのこ類、さつまいも、かぼちゃなど)もおすすめです。
- ●オメガ3脂肪酸を含む食品を取り入れる
- オメガ3脂肪酸には自律神経を安定させる効果があります。青魚(サバ、イワシ、サンマなど)やクルミ、亜麻仁油などに多く含まれています。
- ●発酵食品を積極的に摂取
- 発酵食品に含まれる乳酸菌は、腸内環境を整え、自律神経のバランスを改善します。ヨーグルト、納豆、キムチなどを日常的に取り入れましょう。
- ●適度な糖質摂取
- 急激な血糖値の上昇は自律神経を乱す原因となります。精製された糖質を控え、全粒粉や玄米などの複合糖質を選びましょう。
- ●カフェインの摂取に注意
- カフェインの過剰摂取は自律神経を乱す原因となります。コーヒーや緑茶の摂取量に注意し、夕方以降は控えめにしましょう。
リラックス法を取り入れる
ストレスは自律神経のバランスを崩す大きな要因です。日々のリラックス法を取り入れることで、自律神経を整え、秋バテを予防・改善することができます。
- ●入浴
- ぬるめのお湯(38~40度程度)にゆっくりつかることで、副交感神経が優位になり、リラックス効果が得られます。入浴時間は15~20分程度が理想的です。
- ●軽いストレッチ
- 就寝前に軽いストレッチを行うことで、筋肉の緊張がほぐれ、副交感神経が活性化されます。
- ●深呼吸
- 1日に数回、意識的に深呼吸を行いましょう。ゆっくりと鼻から息を吸い、口からゆっくりと吐き出します。これを5~10回繰り返すだけで、自律神経が安定します。
自律神経を整えるヨガのポーズ
ヨガは呼吸と身体の動きを意識的に連動させるため、自律神経を整える効果があります。ここでは、自律神経を整えるためのヨガのポーズを紹介します。
橋のポーズ

このポーズは、背骨を伸ばして胸を開くことで呼吸を深め、交感神経と副交感神経のバランスを整える効果があります。
また、背中や腰の緊張を和らげる効果もあり、リラックスしながら筋肉をほぐすのに役立ちます。
- ●やり方
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- 仰向けになり、膝を立てて足を腰幅に開きます。
- 両手を体の横に置き、手のひらを下に向けます。
- お尻を持ち上げ、肩と足で体を支えます。
- 肩甲骨を寄せるようにして胸を開き、深い呼吸を続けます。
- その姿勢を30秒から1分ほど保ち、ゆっくりと元の姿勢に戻ります。
仰向けの合せきのポーズ

このポーズは、骨盤周りを開きリラックスすることで、自律神経のバランスを整え、心身ともにリフレッシュします。不安や緊張を和らげる効果もあります。
- ●やり方
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- 仰向けになり、両膝を立てます。
- 両足の裏を合わせ、膝を外側に倒します。
- 両手を体の横に広げ、手のひらを上に向けます。
- 目を閉じ、股関節をリラックスさせながら、深い呼吸を続けます。
- その状態を5~10分ほど保ちます。
チャイルドポーズ

このポーズは、体全体を優しく伸ばしながら呼吸を深めることで、副交感神経が優位になり、心を落ち着ける効果があります。
- ●やり方
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- 両膝を少し開いて、四つん這いの姿勢になります。
- お尻をかかとに近づけながら、上体を倒します。
- 額をマットに軽くつけ、両腕を前に伸ばします。
- 背中と腰をリラックスさせ、深い呼吸を続けます。
- その姿勢を1~3分ほど保ちます。
[YouTube動画] 【ネルマエヨガ#16】血流アップ・背中引き締めに。椅子を使った「橋のポーズ 」~寝る前に1分のヨガ習慣☆初心者にもおすすめ