サウナで“ととのう”理由とは?サウナの種類と得られる効果について-ルネサンスマガジン
サウナで“ととのう”とはどういうことなのか、サウナの効果やメリットとともにご紹介
デスクワーク中心の生活や運動不足は、慢性的な冷えや肩こりの原因に。なかなか改善が見込めない場合や、いきなりエクササイズを始めるのはハードルが高いという方は、サウナを活用して体質改善に取り組むのはいかがでしょうか。血行や自律神経に働きかけるサウナには、美肌や疲労回復などのさまざまな効果が期待できます。
ここでは、サウナにはどのような効果が期待できるのかと併せて、美容効果を高めるサウナの入り方についてご紹介します。サウナにまつわるよくある疑問にも回答していますので、ぜひ参考にしてください。
サウナに期待できる効果は、「血行促進」と「自律神経を整えること」の2つに大きく分けられます。まずは、それぞれの詳細について見ていきましょう。
サウナで身体が芯から温まると血行が促され、体内で循環する血液量が増します。美容面では、血行促進によるデトックス効果で顔の血色が良くなるだけでなく、発汗によって毛穴に詰まった皮脂や汚れが落ちやすくなる効果も。こうした働きかけによって、ニキビやシミ予防にも効果が期待できるのです。
また、汗とともに疲労物質も排出されるため、デスクワークや運動不足による「お疲れ顔」にもアプローチ。サウナの後に水風呂に入れば、毛穴の引き締め効果も狙えます。
さらに、血行不良によって引き起こされる肩こりや腰痛の改善が見込めたり、内臓の働きが活性化されることで便秘が解消されたりと、女性が悩まされがちな不調を改善する効果も見込めます。
サウナは、交感神経と副交感神経のスイッチに働きかけるので、自律神経を整える効果も期待できます。
「サウナ→水風呂→外気浴」というサイクルで体内に急激な温度変化が起こると、その刺激で自律神経も整っていきます。一連の流れを終えた後は、頭がすっきりしたと感じたり、リラックス効果を得たりできるはず。この感覚を味わうために、いわゆる「サ活(サウナ活動)」に取り組む方も多いようです。
また、自律神経の乱れはストレスと深く関係しており、ストレスを受けると交感神経が優位となって、覚醒状態が続くことに。自律神経が整えば、リフレッシュ効果によって動悸やイライラなどを感じにくくなる効果も期待できます。発汗によって、運動後のような爽快感も得られるはずです。
なお、自律神経の乱れは美容の悩みにもつながるもの。自律神経が乱れると肌のバリア機能の低下による肌荒れやニキビなどが起こりやすくなるため、サウナで交感神経と副交感神経のバランスを整えることができれば、肌のバリア機能の回復にも役立つでしょう。
サウナに期待できる効果についてはこちらもご覧ください。
サウナで最大限の美容効果を得るには、サウナに入る前後の行動にカギがあります。美容効果を高めるサウナの入り方について、いくつかご紹介しましょう。
まず、サウナに入る前は必ず水分補給を行ってください。サウナに入ると大量に汗をかくため、十分に水分を補給しておかないと、脱水症状を引き起こす可能性も。また、サウナ前に水分補給しておけばよりたくさんの汗が出て、老廃物や毛穴に詰まった皮脂などを排出しやすくなります。汗とともに塩分も排出されるため、水分補給の際は塩分がある物も併せてとっておくと安心です。
ほかにも、サウナに入る前はジムやスポーツクラブなどで30分程度、有酸素運動や筋トレをしておくと、より高い美容効果や血行促進・疲労回復効果が期待できる上、適度な運動とサウナの組み合わせによって、良質な睡眠も得やすくなります。ただし、ハードな運動をしてすぐにサウナに入ると身体に負担がかかるおそれもあるため、疲れすぎない程度に運動したり、1時間程クールダウンしてからサウナに入ったりする心掛けが必要です。
睡眠改善についてはこちらもご覧ください。
サウナに入った後はストレッチやヨガで適度に筋肉を刺激し、呼吸も整えることで、さらなる疲労回復や冷えの改善効果が期待できます。サウナによって調整された自律神経が整い、リフレッシュ効果も高まるはず。
それだけでなく、サウナによって血行促進された身体は、マッサージすることでさらに高いデトックス効果が期待できます。マッサージのときは、ぜひ肌のすべりを良くするお気に入りの保湿剤を選んで、身体をケアしてみてください。汗をかいた肌は水分が蒸発して乾燥しやすい状態でもあるため、美肌づくりにおいても保湿は欠かせません。
冷え性の改善が見込めるストレッチについてはこちらもご覧ください。
サ活ができるおすすめの施設や女性への効果についてはこちらもご覧ください。
初めてサウナを利用する方の中には、入り方や効果などについて疑問を抱く方も多いはず。ここでは、サウナにまつわるよくある疑問について回答します。
サウナの後に肌の保湿を欠かさないことが、サウナで美容効果を最大限得て、美肌をキープするためのポイントといえます。
サウナに入った後の肌は、通常時よりも乾燥しやすい状態です。そのまま放置すると水分が蒸発していくだけでなく、肌のバリア機能の低下にもつながりかねません。バリア機能が低下すれば、ニキビや肌荒れの原因にもなりえます。サウナ後は化粧水で水分を補い、乳液やクリームなどの油分で肌に潤いを閉じ込めましょう。
サウナには「入る前に身体と頭を洗う」「大声で話さない」「タオルを敷いて座る」といったマナーがあります。利用したい施設の注意事項を確認した上で、最低限のマナーを守って入れば問題ありません。
サウナに行く頻度は、週2~3回程度が目安といわれています。サウナに入ると軽い運動をしたような負荷が身体にかかり、心拍数も上がりますから、初心者の方が毎日通ったり、いきなり高温のサウナに入ったりするのは控えてください。
食事に配慮した上で、長い目で見ればサウナだけでもダイエット効果は見込めるかもしれませんが、確実にダイエット効果を得るためには、サウナだけでなく運動も併せて行うことが理想です。
サウナ施設付きのジムやスポーツクラブで身体を動かした後にサウナに入れば、効率良くダイエットができるでしょう。
体調が優れない方や生理中の方、飲酒した方はサウナの利用を控えましょう。貧血や脱水症状などの体調不良を起こす可能性があります。
また、低血圧や高血圧症の方、持病がある方は、サウナを利用する前に医師に相談してください。