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体を短期間で引き締める!
筋トレとむくみ解消のコツ

健康的に体重を落とし、理想の体型に近付けるためには、それなりの期間が必要です。たるんだ体をできるだけ早く引き締めたい場合も、適切な筋トレや生活習慣を継続することがもちろん大切になってきます。そこで、体全体を引き締めるためにできることについて見ていきましょう。

体を引き締めるためにはむくみ解消も大切

ダイエットとなると、「食事制限」と「有酸素運動」の組み合わせが一般的。ただし、短期間で無理にやせようとすると、過度な食事制限や激しい運動によって肌のハリやつやが失われたり、リバウンドのリスクが高くなったりするため、注意が必要です。
そこで、短期間で体を健康的に引き締めるのにおすすめなのが、「むくみ解消」と「体幹トレーニング」の組み合わせになります。

むくみとは、皮膚の下に水分や老廃物が溜まっている状態のこと。生活習慣の改善などによってむくみを解消することは、短期間でも実践しやすいです。過度な食事制限をするよりも、無理なく体を引き締まった印象にすることができるでしょう。

むくみの原因は?

むくみを解消するためには、その原因を理解した上で改善していく必要があります。次に、むくみのおもな原因を紹介します。

水分・塩分の過剰摂取

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「水をたくさん飲めばやせやすくなる」という話を聞いたことのある方は多いかもしれません。しかし、 水の過剰摂取は体がむくむ原因になります。
また、塩分のとりすぎは水分の排出を妨げることにつながります。どちらも適切な量をとるよう心掛けましょう。

体を動かさない

デスクワークや立ち仕事などで長時間同じ姿勢でいると、心臓へ血液を送るポンプの役割を果たすふくらはぎが固まってしまいます。すると血液の流れが停滞し、下半身がむくみやすくなります。

栄養不足

ダイエット中の女性に起こりがちなのが、ビタミンB1やミネラル、たんぱく質といった栄養が不足すること。これらの栄養が不足すると、体がむくみやすくなります。

汗をかかない

運動不足に陥っていたり、エアコンに慣れすぎていたりする体は、体温調整機能がうまく働かず、汗をかきにくくなります。
この場合も水分の代謝機能が低下しているため、体はむくみがちになります。

筋力低下

運動不足の方はもちろん、普段歩くことが少ない場合も、ふくらはぎの筋肉が衰えてしまいます。
先程もふれたように、ふくらはぎは心臓に血液を送るポンプの役割を担っており、筋力が低下すると血液の流れが悪くなり、むくみを招きます。

こうしたむくみの原因を解消するにあたっては、意識して体を動かすことや栄養バランスの改善、入浴などの生活習慣の改善が必要。毎日継続することで、短期間でもむくみが改善され、体が引き締まった印象になるでしょう。

体の引き締めには体幹トレーニングが効果的

ここからは、効率的に体を引き締めるためにおすすめのトレーニングをご紹介します。

たるみの改善に効果的なのが体幹トレーニング。そもそも体幹とは何なのかを押さえた上で、初心者でも継続しやすいトレーニングを見ていきましょう。

体幹とは?

一般的に、体幹はおなかや背中周りの体を支える筋肉(体幹筋)のことをいいます。体幹を鍛えることで、体全体の引き締めや姿勢改善につながるとされており、ほかにも次のようなメリットが期待できます。

●体重を支えられるようになり、関節への負担を軽減できる
●基礎代謝がアップしてやせやすい体になる
●筋肉のバランスを整えられる
●運動のパフォーマンスがアップする

初心者にもおすすめの体幹トレーニング

体幹トレーニングはさまざまな種類がありますが、ここでは初心者でも実践しやすい3種類のトレーニングを解説します。

●プランク
腹筋をメインに鍛えられるプランク。体の軸を1本の棒のようにイメージして姿勢を保つことがポイントです。慣れてきたら、少しずつポーズをキープする時間を延ばしましょう。

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1.四つ這いの状態から、両肘・両腕を床につき肩幅程度に開く。
2. 膝を床から浮かせまっすぐに伸ばし、つま先を床に下ろします。体重は肘・腕、つま先で持ち上げ、腹筋に力を入れて体幹を安定させましょう。
3. 10〜15秒キープを2セットほど行います。静止しているあいだは、呼吸を止めないように注意しましょう。

●バックプランク
バックプランクはプランクの逆バージョンで、背筋を全体的に鍛えられるトレーニングです。プランクとセットで行うと◎。

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1.仰向けの状態で、肩のしたに手首がくるように手の位置を設定します。指先はご自身の方を向くようにしましょう。(※手首に痛みがある場合は控えます)腕を支えに上体を起こします。
2. お尻を浮かせて、手のひらとかかとだけで体を支えましょう。顎を軽く引いて、目線は天井を見るようにします。
3. 30秒ほどキープしましょう。

簡単に感じる場合は、手のひらの代わりにひじとかかとで支えるようにすることで、負荷がアップします。

~おわりに~
自分の体はむくんでいないと思っていても、実は自覚なしにむくんでいることも。生活習慣を振り返りつつ、体に水分や老廃物が溜まらないよう心掛けることが大切です。簡単な体幹トレーニングも取り入れて、まずは1週間、さらに2週間…と継続し、体の変化をチェックしてみましょう。

また、運動不足の解消や筋力アップを目指す手段として、ジムやフィットネスクラブの活用もおすすめ。