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コロナ禍で人々のフィットネスに対する
意識はどう変わった?

2020年初めから、人々の生活を大きく変えた新型コロナウイルス。外出自粛やリモートワークによって運動不足に陥る人も増え、「コロナ太り」という言葉も生まれました。
このような状況下にあって、人々のフィットネスに対する意識はどのように変化したのでしょうか。「ウィズコロナ時代」におけるフィットネスのニーズについて、フィットネス事業チームの東武史と、ソフト開発チームの畑岡秀一郎、花房直央の3名に聞きました。

コロナ禍がもたらした人々のフィットネス意識の変化

2020年3月、全国に緊急事態宣言が発出され、ルネサンスをはじめ、多くのスポーツクラブが休業を余儀なくされました。クラブやジムに行きたくても行けない状況で広がりを見せたのが、オンラインによるプログラムです。ルネサンスでも2020年4月から、オンラインフィットネス「Livestream(ライブストリーム)」をスタートさせました。

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「『運動したくてもできない』という状況になったとき、クラブに来館していただかなくても提供できるサービスが必要だと感じました。そのひとつが、オンラインフィットネスです。以前からオンラインレッスンのアイディアはありましたが、営業自粛をきっかけに一気に実現へとつながりました。
同時にECショップも充実させ、オンラインフィットネスを快適に受講するためのフィットネスツールや、サプリメントといった各種アイテムも、ご自宅で購入いただけるような体制を整えました。オンラインを活用することによって、会員の皆様の選択肢が広がったのではないかと思います」

オンラインフィットネスの充実によって見直された
「個のサービス」

フィットネスに限らず、2020年は、さまざまなジャンルで数多くのオンラインサービスが生まれた年でした。一方で、東はオンラインサービスの増加によって、より「個のサービス」にスポットがあたるようになったと語ります。

「多種多様なオンラインサービスが提供され、『結局どれを選べばいいのかわからない』という悩みもよく聞かれました。自宅で受けられるサービスが増えた分、これまで以上に個々のお客様に合わせた提案やアドバイスが求められていると感じます。
また、オンラインフィットネスではコミュニケーションが一方通行になりがちです。参加される方とのつながりを大切にするため、ルネサンスのオンラインフィットネスは、ライブ配信で双方向のコミュニケーションにこだわりました。インストラクターが参加者の動きを見てアドバイスしたり、レッスンの感想や質問をチャットでやりとりしたりと、クラブでのレッスンと同等の価値や魅力を感じていただくことを目指しています」

クラブとオンラインで異なる価値を提供

クラブ再開後、来館した方々から「オンラインフィットネスもいいけれど、やっぱり直接レッスンを受けるのは気持ちいい」という声が多く寄せられたそうです。利用者の方は、クラブでのレッスンにどのような魅力を感じているのでしょうか。

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畑岡「ほかの参加者といっしょに体を動かす一体感や、インストラクターと直接顔を合わせたコミュニケーションなど、来館しないと味わえない価値を感じてくださっているようです。担当するインストラクターも、『クラブに来ていただいたからには、オンライン以上のサービスを提供したい』という思いで、個別のフィードバックや雰囲気づくりをより意識しています。
また、クラブにはプールや芝エリアなどの設備があり、オンラインでは受けられないレッスンが可能です。クラブに来ると選択肢が広がることや、最適なフィットネスツールがあることも、クラブのレッスンの魅力だと思います」

花房「例えるなら、自宅で好きなアーティストのCDを聴いたり動画を観たりするのがオンラインフィットネス、ライブに行くのがクラブでレッスンを受けることではないでしょうか。どちらも良い点がありますが、やはりライブならではの強みは臨場感。ルネサンスが大切にしているお客様との『つながり』を、より強く実感していただけると思います。
一方でオンラインフィットネスは、つながり方のバリエーションを広げる良い機会になりました。クラブとオンラインの両方を展開することで、お客様にとって運動できる場所と手段が増えたのではと考えています」

「ウィズコロナ時代」におけるフィットネスの意義

外出自粛や在宅勤務などによって、運動不足になる方が増えました。また、自宅で過ごす時間が増え、生活リズムが乱れやすくなるケースも多いようです。そのような悩みを解消するためにも、フィットネスには大きなメリットがあると東は言います。

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「オンラインフィットネスの充実によって、来館しなくてもフィットネスを楽しんでいただけるようになりました。オンラインなら移動の手間も時間もかからず、初めての方でもご自宅で気軽に運動できます。しかし、『何でもできるは何もできないと同じ』という言葉があるように、『いつやってもいい』『何をやってもいい』という環境では、結局続けられずに終わりということになりがちです。
クラブでのレッスンと同じように時間が決まっていれば、生活リズムにメリハリが生まれ、フィットネス継続の後押しになるでしょう。ルネサンスがオンラインフィットネスのライブ配信にこだわった理由はそこにあります」

進化するルネサンスのフィットネス・ライフ

オンラインフィットネスを展開する一方で、ルネサンスではクラブでのサービスも充実させています。そこには、ウィズコロナ時代のニーズに合わせて進化する、新たな「フィットネスの形」がありました。

「オンラインフィットネスには場所を選ばない手軽さがあり、対面レッスンにはそこでしか味わえない臨場感があります。それぞれ違った良さがあり、どちらが優れているというものではありません。お客様一人ひとりのライフスタイルやニーズに合わせて、どんな人にもちょうどいいサービスをそろえることが大切だと考えています。
例えば、2021年5月からは、少人数のチームでトレーニングを行う『TRYnationsTeamTraining』を開始しました。コーチや同じ目的を持った仲間と強いつながりを築けるスクール、つながりが緩やかでマイペースに行えるオンラインフィットネスなど、お客様がその時々で必要なサービスが選べる設計を進めています」

より幅広く、より利便性を高めたサービスへ

ルネサンスでは、お客様のニーズに合わせて、利便性や楽しさがアップするような取り組みが始まっています。より一層利便性を高めたサービスについて、畑岡と花房に聞きました。

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畑岡「WEBでプログラムを予約できるシステムがスタートしました。これまでは来館しないと参加できるかわからなかった人気のクラスが、事前に予約できるようになっています。『満員で予約できなかったときはオンラインに切り替える』というお客様もいて、ルネサンスのサービス全体の利便性が高まっているのではないかと思います。
また、すでに展開していた『映像プログラム』も見直し、ヨガやストレッチなどのコンテンツを充実させました。『人が多い時間帯を避けたいけど、その時間は希望のプログラムがない』『スポーツクラブは初めてでついていけるか心配。まずはスタジオの雰囲気を味わってみたい』『強度の高いプログラムは苦手』という方にも気軽に参加していただけます」

花房「個別指導プログラムでは、ヨガプライベートレッスン、ペアストレッチなどトレーニング以外の目的別プログラムを展開しました。パーソナルトレーニングに加え、目的に合わせた選択ができるようになったことで『ヨガを極めたい』『疲れがたまった体をほぐしたい』『グループではなくマンツーマンで教えてほしい』というご要望にお応えしております。今後もサービスの幅と質を高め、グループでも個別指導でもさまざまなニーズに応えるフィットネスを提案していきたいと思います」

~おわりに~
感染症対策の徹底やオンラインサービスの拡大など、フィットネスを取り巻く環境は大きく様変わりしました。それに伴い、ライフスタイルに合わせたフィットネス・ライフをサポートする「つながり」が、強く求められています。
通うたびに楽しくなる、通わなくても続けられる。総合スポーツクラブのルネサンスでは、そんな進化型フィットネス・ライフを提案しています。
アイコン ルネサンスのフィットネスサポート

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記事監修

株式会社ルネサンス
フィットネス事業チーム
東 武史
2007年にルネサンス入社後、8クラブでトレーナー、スタジオプログラム担当として勤務。西日本エリアのフィットネスASV(品質管理担当)を経て、新業態(コクールルネサンス)のOPEN支配人として都市型の新しいサービスにチャレンジ。現在は、フィットネス事業全般の企画開発・運用管理・人材育成などの責任者。
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記事監修

株式会社ルネサンス
ソフト開発チーム
畑岡 秀一郎
株式会社ルネサンスに入社後、トレーナー、プログラム担当として勤務。フィットネスチーフ、エリアのリーダーチーフを経て、現在は主に商品企画開発、品質管理、映像システムや管理システムなどの導入、運用に取り組む。
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記事監修

株式会社ルネサンス
ソフト開発チーム
花房 直央
株式会社ルネサンスに入社後、エアロビクス、アクアビクス、ヨガ、筋力トレーニング系のプログラムまで幅広く指導を行う。現在は、スタジオやプールプログラムの商品開発・品質管理・向上に取り組む。

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