ルネサンスの「スマートスイミングレッスン」
「IT」×「コーチ」の力でお子様を“上達”へ導きます。
習い事は子どもが新しいことにチャレンジしたり、お友達や先生と交流したり、才能を伸ばしたりする貴重な機会です。しかし、習い事を嫌がってスタートできなかったり、続けられなかったりする子どももいます。
子どもが習い事を楽しみながら、さらに効果的に続けていくには、保護者はどのようなサポートをすればいいのでしょうか。保護者が心掛けるべきことをルネサンスのスイミングコーチに聞きました。
――子どもが習い事をはじめたときに、保護者はどのような対応をするといいのでしょうか。
清野「保育園や幼稚園で保護者と離れる経験はあっても、大きなプールで知らない大人とレッスンをするっていうことは、小さい子どもにとってはかなり緊張することだと思うんです。だから『応援してるよ』や『いってらっしゃい』などと明るく声をかけていただけたら、子どもたちも背中を押されるんじゃないかなと思います」
――保護者にとっても、子どもにはじめて習い事をさせることはチャレンジですよね。心配しすぎたり、戸惑いを感じたり、どう寄り添えばいいのか迷うこともあります。
清野「子どもが泣いていても、不安そうにしていても、笑っていても、どんな状態でも無条件で受け入れていただけたらうれしいです。保護者も不安を感じているのなら、『不安だよね、ママもドキドキしているよ』っていう気持ちを伝えるのもいいかもしれませんね。『(内心、心配だけど)応援してるよ、やってみようか』という声がけでもいいと思うんです」
――小さい子どもがレッスンを嫌がって泣いてしまうことは「習い事あるある」。そんなとき、保護者はどのようにフォローしてあげたらいいのでしょうか。
清野「レッスンを嫌がるとき、小さいうちは保護者と離れたくないという気持ちが背景にあることが多いのですが、嫌がる背景に何があるのか、理由を聞いてあげることがキーなのかとおもいます。冷たい水が嫌だと言われたら『冷たいのが苦手なんだね。じゃあ、あったかいシャワー浴びてみる?』、ママと離れるのが嫌だと言われたら『ママのこと大好きなんだね。緊張していると思うから一緒にプール見に行こう!コーチに会いに行ってみよう♪』など、何がその子のハードルになっているのかを聞いて、それに共感してあげてほしいです。ひとつずつ段階を踏んで、いっしょに進んでいけばいいと思います」
――そうなると保護者とコーチの連携は不可欠ですが、保護者とコーチが話す機会はレッスンの前後だけという場合も多いのではないでしょうか。
清野「確かに通常のレッスンですと、保護者とコーチが話す機会ってあまりないですよね。でも、コーチに相談事があるときは、ルネサンスの場合はフロントなどでご相談いただければ、コーチと話す時間を作ることもできます。コーチとしても、おうちでの子どもの様子や保護者の不安などを把握することで、よりよいレッスンをすることができますから、遠慮せずご相談いただきたいです。逆にいえば、気軽に相談できるスクールを選ぶことが、習い事を続けるためのポイントともいえます」
――清野コーチのお子さんもルネサンスでスイミングを習っているそうですね。コーチではなく、母親としてレッスンを見たとき、何か発見はあったのでしょうか。
清野「自宅から離れたスクールに通っているので、最初はお友達がまったくいない状態だったんです。でも、レッスンの中で新しいお友達ができ競争する楽しさを感じている姿や、お友達の分までビート板を持ってきてあげたりする姿が見られるようになりました。『こんな協調性があったのか』と、今まで知らなかった一面を見ることができたのが発見でした。スクールは技術面だけではなくて、子どもが人として成長する機会になるんだなと実感しています」
――清野コーチはレッスンについてお子さんと話す機会も多いそうですね。水中カメラの映像で自分の泳ぎを客観的に確認できるSSL(スマートスイミングレッスン)は、親子のコミュニケーションにも役立っていると聞きました。
清野「子どもからレッスンの話をしてくれることも多く、進級テストに落ちてしまったときにはいっしょにSSLを見てフォームを確認することもあります。今、長男が平泳ぎを練習中なのですが、苦戦しているようで、私も平泳ぎが苦手だったので、『めっちゃわかる!』って盛り上がったりしていますね。
水泳は客観視ができないので、やっているつもりでもできていないことが結構あるんです。SSLはそのギャップを早く埋めることができるので、私が子どもの頃からあったらよかったのに!などと、子どもと話しています(笑)」
――順調にスクールに通っていると思っていても、急に子どもが「行きたくない・やめたい」と言ってきたときには、どんな理由があるのでしょうか。
清野「大きくなってくると、自分が思ったようにできないことが悔しかったり、自分とまわりの子を比べて劣等感を覚えたりして、レッスンが嫌になる子どももいます。そういう気持ちは、コーチには直接言いにくい場合も多いので、そこは保護者の方にクッションの役割をしていただいて、コーチと悩みを共有してもらえれば、解決するためのアドバイスができると思います」
――レッスンに行き渋る子どもに、ついつい「じゃあ、やめてしまいなさい!」と怒って後悔する、なんていう悪循環に陥ることも…。保護者が子どもにどう声がけしたらいいでしょうか。
清野「すごく難しい問題ですよね。でも、悔しさを感じるということは、裏を返せば、それだけチャレンジしている証拠だと思うんです。だから、落ち込んでもいいし、一度お休みするのもひとつの方法です。ただ、目標は逃げないから、休んでもいいけど、あきらめる必要はないっていうことは伝えてあげてほしいですね。できないことばかりを見てしまいがちですが、少しずつでも上達していることは絶対にあるので、小さくてもできたことをたくさん褒めてあげることが子どもの『またやってみよう』という活力につながるのかと思います。結果だけでなく、過程を認めてあげることも大切だと思います」
――清野コーチも保護者の立場でそのようなことはありましたか。
清野「レッスンに行き渋る子どもを、自分の先入観で頭ごなしに叱ってしまって、後で子どもから『僕はこう考えていたのに』と言われて後悔することは、実は私にもありました。行きたくないということには、必ず理由があるはずです。まずは、子どもとコミュニケーションをとって、その理由を聞いた方が良いなと感じています。うまく練習がいかなかったのか、お友達とトラブルがあったのか、といったことなどいろいろな原因が考えられるので、まずは先入観を持たずに話を聞いてあげることが必要なんじゃないかなって思っています」
――声がけ以外にも、保護者ができる具体的なサポートはあるのでしょうか。
清野「通っている曜日やクラスを変えてみたりすると、環境が変わって気分も少し変わることもあるかもしれません。ルネサンスでははじめてのクラスでも孤独を感じさせないようにフォローする体制が整っているので、気軽にクラスの変更や振替をしてみてください。また、短期教室や泳力向上のためのイベントを開催していることもあるので、そちらに参加いただくこともできます。まわりと比較することなく、そこでコツをつかめば、普段のレッスンも前向きに取り組めるのではないでしょうか」
――レッスン以外で、自分が楽しめるポイントを見つけることもいいきっかけになるといいます。
清野「たとえ、水が苦手だったとしても、コーチやお友達と会いたいから来るという子どもも実際にいます。通う理由は人それぞれですし、スクールが自分を解放できる場所になってほしいので、私は子どもたちとレッスン以外のこともよく話すように心掛けています。それにルネサンスなら、スイミング以外にもテニスや体操、ダンスなどいろいろな習い事に挑戦できますから、もしスイミングが続かなくても別の習い事をするのも子どもの経験になるので、自分にとってワクワクできること、前向きになれることを見つけてほしいです」
――習い事をする子どもたちにとって、どのような保護者のサポートが適切なのでしょうか。
清野「子どもによって言葉をかけることがサポートになったり、逆に見守ることがサポートになったりすると思うんです。保護者としてはいろいろ聞きたい気持ちはあるけれど、子どもたちのほうから話してくれるのを、ただ『待つ』こともひとつのサポートなのかなと思いますね」
――本人よりも保護者のほうが熱くなってしまったり、そのために子どもがプレッシャーを感じてしまったりすることも「習い事あるある」といえます。保護者はどのような距離感で応援すべきなのでしょうか。
清野「その塩梅は難しいですよね。自分がその競技をやっていると、保護者のほうが熱くなってしまうこともあります。自分を振り返ってみても、親から『根性がない』と言われ嫌な気持になった経験もありました(笑)。でも、前提として『あなたを大切に思っている』『心から応援している』という気持ちで応援することが大切なのだと思います。子どもを否定するのではなく、対話することを心掛けてみるといいかもしれません」
――最後に、今子どもを習い事に通わせている方々、これから通わせたいと思っている方々にメッセージをお願いいたします。
清野「ルネサンスは『エンジョイスイミング』をコンセプトに、健全な心と体を育むことを目標としています。子どもの年齢的な特性や性格を踏まえて無理のない指導で子どもの成長をサポートしますし、水泳の指導以外にも、協調性や社会性という部分でも成長の場になれたらと思っています。『保護者としてできること』と『コーチとしてできること』、それぞれの役割があると思うので、お子さんの成長や笑顔を増やすために一緒にサポートできると嬉しいです」
~おわりに~
保護者はまず子どもの気持ちに寄り添い、コーチと連携しながら一歩ずつ前に進んでいくことが大切だとわかりました。子どもによってレッスンを楽しめない理由はさまざまです。だからこそ、できないことではなく、子どもができたことに目を向けて、保護者もいっしょに習い事を楽しんでいきたいですね。
ルネサンスでは「エンジョイスイミング」をコンセプトに、楽しみながらスイミングに親しんでもらえるレッスンを行っています。ぜひ一度、お子さんといっしょに体験に来てみませんか。
ジュニアスイミングスクール