様々な知見を持ったメンバーで、
フィットネスプログラムの
開発・指導者育成を行う

現在私が所属する部署には、7名が在籍しています。
スポーツ医科学に強いトレーナー、エアロビクスのインストラクターなど様々な知見を持ったメンバーが、それぞれの得意分野を活かしながら、フィットネスのレッスン・トレーニングプログラムの開発や指導者育成を行っています。
私は、その7名を統括するポジションにあります。

プログラム開発はメイン業務の一つです。
軸となるグループプログラムは、スタジオやFTAで約10~50人ほどで行うもの全般を指し、エアロビクスやヨガ、身体のベースをつくる基礎体力クラス、腰・膝などの部位の復調を行う機能改善クラス(コンディショニング)、ラテン・ヒップホップといったダンス、ボクシング・マーシャルアーツ・ムエタイなど格闘技、筋力向上のみを目的とする筋コンディショニングまでが含まれます。

そのほか、マンツーマンのパーソナルトレーニング、プールの中で行うウォーキングやアクアビクスなど水中トレーニングのプログラムも対象です。

こうした様々なプログラムについて、お客様のニーズや世の中のトレンドなどを考えながら、企画開発やアップデートを行っています。

指導者育成面では、研修の企画・実施を主に行っています。
例えばプールのコーチがアクアビクスの指導者になる場合、新しいプログラムを導入する場面や既存プログラムをアップデートする場面などは、中堅・ベテランコーチも研修の対象となります。他社と兼業しているフリーのインストラクターへの研修も企画開催しています。

ジムやスタジオで過ごす
短い時間で起こることは、
決して小さくない

例えばトレーニング指導の現場では、「歩くと膝が痛い」というお客様に対して、現在の痛みや機能、部位や組織の症状、精神的な面からトレーニングプランを考えご指導した結果、症状が目に見えて改善するということが起こります。

フィットネスジムで過ごす時間は、お客様の生活や人生の中ではとても短い時間ですが、この短い時間の中で起こることは、決して小さくないと私たちは考えています。

また、お客様がフィットネスをやろうとしたきっかけは様々です。そして、その一つひとつに、その方なりの切実な悩みや願望があります。

それらを解決し、叶えることを目指すフィットネスの根底には、会員の皆さまを想うホスピタリティが存在しているように思えます。

「なりたい自分になること」
を後押しする行為は、
すべてホスピタリティに通じる

ただ、「ホスピタリティ」とは、とてもくくりの大きな言葉です。

「笑顔で気持ちよくお客様に接する」というのも、確かにホスピタリティ精神を表した一つの形でしょう。

けれど、ジム、スタジオ、プール、そして、私たちのような本部など、スポーツに関するサービスをご提供する場面は数限りなくあります。世の中の流れによっても変わるだろうし、一つに絞る必要はないと考えています。

自分の置かれたリアルな場面の一つひとつでお客様のことを考え、自己実現をサポートしようと努力し、お客様が「なりたい自分になること」を後押しする行為は、すべてホスピタリティに通じるのではないでしょうか。

私たちプログラム開発に携わる人間がいくつものプログラムを企画し、現場でそれを実現する指導者たちをサポートしているのも、お客様お一人お一人の課題を解決し、希望を叶えることを目指してしているからにほかなりません。

言い換えれば、企画したプログラムと数千名のスタッフを媒体にして、全国約50万人の会員のみなさまに、ホスピタリティをお届けししたいと思っています。

プログラム開発や指導者育成には、
人の笑顔を思い描く
「想像力」×「創造力」が必要

長きにわたってお客様に喜んでいただけるプログラムを提供し続けるためには、参加するお客様や担当するスタッフの笑顔をイメージする、「ソウゾウ力」(創造力×想像力)が必要だと考えています。

ゼロの状態から新しいプログラムを生み出すには「創造力」が、参加しているお客様と担当しているスタッフの「笑顔」をイメージするには「想像力」が必要です。

この「創造力×想像力」を持ち続けるために常に「現場」に足を運ぶよう、チーム内のメンバーといつも共有しています。

実際のジムやスタジオなど、その瞬間に居合わせることで現場の空気を肌で感じ取り、そこで感じたことを活かしながら、心からお客様に喜んでいただけるプログラムを提供していきたいと思っています。