教えて!ジバラ先生
【24時間型ジム/ヨガスタジオ】


ぶっちゃけ話すわよ!
全部通ってわかった
「ここを見て選べ!」【自腹体験】

「あれも良いし、こっちも捨てがたいし、どうしたらいいのかな~」

「プヨ美ちゃんどうしたの?」

「あっ、ジバラ先生!私、このプヨ腹がチョー気になって ( ;∀;)一念発起してフィットネスに通おうと思ってるんです。でもどうやって選んでいいのかわからなくて……」

「オホホホホ!それなら自腹でフィットネス通い歴20年の私にまかせなさーい!老舗から、いま話題のスタイルまで、全部体験済みよっ。フィットネス探しは自分探し!心してかかるのよ~!!!」

「ぉお先生から後光がっ!何を言ってるのかまったく意味が分かりませんが、とりあえず頼もしいです!」

ジバラ先生profile:
自腹でフィットネス通い歴20年、利用したフィットネスは公営施設も含め50箇所超。筋トレ大好き、身体いじめ大好きで、バッキバキの腹筋が自慢。フィットネス選びには一家言ある。

イラスト:ヒラマツオ

【価格】やっぱり値段が一番気になるんだけど……

「一口にフィットネスって言っても、大手だけでなく、プライベート系、24時間型ジムやヨガスタジオなんかもあるじゃないですかー。それらをどういう視点で選べばいいのかさっぱり。なんでも揃う“総合型”も良さそうだけど、値段が気になって……」

「これだけ選択肢が増えてきたら、迷うのも無理ないわね。特に都心部は、トランポリンエクササイズとかコラーゲンヨガなんていう、いままでに見ないスタイルも増えてきたし。こうした特化型や24時間型ジムが月額数千円で使えることを考えると、1ヶ月1万円以上という総合型は高く感じるわよね」

「月数千円でも違うと、続けられるのかしらという不安もありますし……」

「自分に合う運動スタイルが見つかっていないうちは、価格優先で選択肢を切り捨ててはダメよ。費用を抑えようと特化型を選んで、ウッカリ自分に合わないスタイルだったら、運動自体イヤになってやめてしまうことにつながりかねないわ。なので最初は総合型でいろいろ試してみるべきね!利用シーンを絞ると、意外に安く使えるのよ~」

「えっ、どういうことですかっ?」

「ジムやフィットネスには様々な会員種別があるから、自分に合ったものを選ぶと良いわ。会社と家しか往復しないさみしい暮らしなのに、全国で使える会員になる必要はないし、土日は家でダラダラしたい性格なのに、土日も使えるコースを選ぶ必要はないでしょ」

「せ、先生。なんかさりげに私のことディスってません(-_-;)???」

「気のせい気のせい!」

【価格まとめ】
・自分に合う運動スタイルが見つかっていない初心者さんは、価格優先で切り捨ててはダメ。合わないものを選んでしまった場合、運動自体やめてしまうことにつながりかねません。

【立地】家の近くが一番いいの?

「次に場所選び……利用シーンを絞ったほうが割安なんですよね!?家の近くと、会社の近く、どちらがいいのかな?」

「立地はフィットネス選びで一番大切なことよ。プヨ美ちゃんはいつ、どんな通い方をイメージしているのかしら?」

「会社帰りに寄りたいですね。できれば土日の午前も行きたいのだけれど、そうすると家の近くが良いのかな?」

「じゃあまずは会社の近くにある店舗を探すことね。あなたが土日の朝に起きられるとは到底思えないけれど、家の近くにも支店があるところを選んでおくと、うっかり土日にも行けるかも。一番のキモは、会社と家の動線上にあること!!!

「先生、やっぱり私のこと……ディスってません(-_-;)???」

「ディスってないわよ、イジめてるのよっ(^^♪」

「……(-_-;)。。。動線上じゃないんですけど、家から自転車で5分のところにあるフィットネスも検討してます」

「会社から疲れて帰宅して、それから自転車に乗って行けると思う?こういうのは会社帰りに気合で行くほうが良いのよ」

「そう考えると、動線上にあって、会社の近くにも家の近所にも店舗がある、この24時間型ジムが良さそう」

「ちょっと待ったーーっ!!!通いやすさはもちろん重要だけど、24時間型ジムはマシンによる筋トレが多いの。どちらかというと、私みたいにいろいろ経験してきた上で、マシンだけ効率的に毎日でもやりたいって人向けね。トレーナーも少ないから、まだやりたいことが見定まっていない初心者だとやるべきことを見失いがちだし、運動が習慣づく前に飽きてしまう可能性があるわ」

「経験者に聞かないとわからないもんですね~」

「実際私も以前、家の近くにあって便利だからという理由で24時間型ジムに入会したんだけど、スッピン×ジャージで、運動するためだけにジムに行っても、モチベーションが上がらなかったのよね~。いつでも行けると思ったら、結局行かなくなったのでやめちゃったわ」

「エッ、筋トレ大好きジバラ先生でも、そんなことがっ!?」

「結局、イケメンスタッフがいる、岩盤浴ができる、帰りにはショッピングや飲みにも行ける、繁華街のフィットネスに乗り換えちゃった。筋トレ大好きって言っても、女子にはキラキラなモチベーションも必要なのよ~!」

「なるほど~。でもいつでも行けるって、やっぱり便利ですよね。ルーズな私にぴったりカモ。。。」

「ついに自分で認めたわねっ。総合型も最近は早朝~深夜まで営業しているところが多いから、営業時間よりも、まずは立地を優先して選ぶべきだと思うわ」

「ぉお、そんなに便利になってるんですね~!!!」

【立地まとめ】
・「いつ、どんなふうに」利用するか、まずイメージしよう。基本的には会社や自宅至近が一番便利だが、利用方法次第ではそれ以外の場所のほうが良い場合も。
・家の近くにあっても、通勤動線上でなければ意外に行きづらい。
・「ついでに飲み/ついでにショッピング」できる繁華街のフィットネスを選んで、利用のモチベーションを上げるのも手です。

【営業時間】営業時間は長いほうが良いの?

「いま見てるこの2箇所、営業時間が全然違うんですよね〜。こっちは一般的な時間帯だけど、もうひとつは24時間営業だし」

「利用シーンを絞ったほうがいいと言ったけれど、お財布が許すなら、本当は幅広い時間帯で行ける種別のほうが良いのよね。ライフスタイルが多様化してきているから、いつでも行けるのは確かに便利。それに、行きたかったけど営業してないし〜なんて、自分に言い訳もできなくなるでしょ( ̄― ̄)」

「ウグッ……。でも実際、早朝や深夜に需要なんてあるんですかね〜」

「例えばサービス業に従事しているなど、遅くまで働いている人には、フィットネスの深夜営業はありがたいもの。早朝は、出社前に身体を動かしたい人で結構賑わっているわよ。頭も身体もシャキッとして仕事もはかどるから、私も早朝に行くのは好き。朝からプールで1km泳いでるわ」

「モーターボートばりに泳ぐ姿が目に浮かびます……」

「ちなみに、夜の時間帯だと普段会わない人との出会いもあるわね。以前深夜のスタジオプログラムを受けたとき、ミュージシャンの彼氏ができたわ」

「ぉお、そんな出会いも!で、どーなりました?」

「(-_-;)……別れたから早朝に変えたのよっ」

「……で、お財布が許さなくて、幅広い時間枠の会員種別を選べない私はどうすれば?」

「24時間営業というと、真っ先に24時間型ジムをイメージすると思うけど、最近は総合型でも早朝〜深夜までと営業時間が多様化しているし、24時間営業の店舗もあるわ。24時間型ジムはサービスの点では手厚いとは言い難いので、総合型のほうがやっぱり初心者にはおすすめね。総合型で、数ヶ月の「全部載せ」利用の後に、会員種別を決められるキャンペーンも時々やってるわよ。そういうのを利用して自分の傾向をまず知るのがいいんじゃない?」

「お、おトク情報!それならお金をかけずにできそうです!」

【営業時間まとめ】
・営業時間は長いほうがやっぱり便利。
・キャンペーンなどを利用すると、お金をかけずに自分に合った時間帯を知ることができます。

【設備】どういう点に注目すべき?

「設備面ではどういうところに注目すべきですか?」

「私がフィットネスで一番外せないと思っているのは、実は大浴場なの!私だけじゃなくて、そういう声は本当に多いわ」

「シャワーだけじゃだめですか?こっちのホットヨガも気になってるんですけど、シャワーしかなくて」

「もちろんダメではないけれど、大浴場があると家のシャワーやお風呂より全然リラックスできるわ。ここだけの話、疲れて運動はちょっと……というとき、大浴場だけ入って帰ることもw そうそう、ホットヨガを選ぶなら、シャワーブースの数に気を付けてね」

「え、どういうことですか?」

「レッスンが終わってシャワーを浴びようと思ったら、シャワーブースが少なくて争奪戦になるスタジオがあったわ。争奪戦に敗れて2巡目だと、すっかり身体が冷えちゃって。。。夏は我慢できたけど、冬が来る前に解約しちゃったわよw」

「マジか。そうなんですね~」

「24時間型ジムもシャワーしかないところがほとんど。大浴場がある生活に慣れたら、家の風呂掃除をしなくて良いからほんと助かってるわぁ。そーいえばプヨ美ちゃん家のバスルーム、あんまりキレイじゃなかったわよね。。。」

「ギ、ギクッ(-_-;)」

「細かいことだけど、会社帰りに寄りたいなら、靴やタオルを預けられるところは地味にありがたいわね。意外な点では、24時間型ジムの駐輪場!24時間型ジムは比較的規模が小さめだから、専用の駐輪場がないところも多くて困るのよね。しかたなく自転車を店舗前に置いていたら、ある時撤去されてて、思わず運営会社に怒りの投書しちゃったわよ。。。」

「先生、さすが経験豊富すぎます!」

【設備まとめ】
・大浴場や駐輪場なども重要なポイント。入会前にしっかりチェックしよう。

【プログラム】ホットヨガやりたいんだけどヘタレです!?

「ホットヨガとかにも、すごく興味あるんです!友達が通ってて楽しそうだし、なんか一番ラクにやせられそうじゃありません?」

「いろいろ興味が向くのは悪いことじゃないわね。でもヨガやダンススタジオ、新しいタイプのフィットネスにせよ、レッスン制のものは、土日や会社員に通いやすい時間帯を中心に、予約が集中して取りにくいわよ」

「土日かー。予約ってキャンセルできるんですか?」

「予約もしてないのに、いきなりキャンセルの話ですか(;^_^A当日まで予約もキャンセルもできるところは多いけれど、あんまり直前になってキャンセルするとペナルティがついて、以降予約できなくなるわよ。土日に起きられないなら、平日に通えないの?」

「残業はほぼないんですが、先輩に飲みに誘われると断れなくて♪」

「そんなことしてるからプヨ腹に。。。(ボソッ) 期待通りのヘタレっぷりで清々しいくらいね」

「でも、どうしてもホットヨガやってみたいんですよ~。あと、暗闇ボクシングとか、そういう今っぽいのも」

「暑い部屋でやるのが合わない人もいるし、いきなりホットヨガしかないスタジオに入会するのは微妙すぎるわね。。。総合型でも、最近はホットヨガや暗闇ボクシングをやっているところがあるって知ってた?プログラムはどれも空きがあれば予約なしで参加できるから、初心者さんだけじゃなく、前もって予定を立てにくい人や、予定変更して飲みに行っちゃうヘタレさんにも良いんじゃないかしら」

「予約なくてもできるのは良いですね!ちなみにヨガレッスンにイケメンはいますか?」

「ホットヨガスタジオは女性専用も多いから、出会いは期待しないほうがいいわね。。。もちろんステキな男性インストラクターはいるけど、狙ってる人も多いし……てゆーかガッツキすぎよっ!」

「テヘッ、ばれましたかw」

【まとめ】続けるのは大変じゃない!?

「いろいろ見えて燃えてきましたー!よーし、毎日通っちゃいますよ!!!」

「ぉお、その調子!でも続けることが一番大切だからね。実際、フィットネス通いが大好きに見える人でも、行きたくなる理由をできるだけつくり、さらに自分を追い込んで、行くようにしてるものよ」

「えっ、そうなんですか!?みんな先生みたいに、身体をいじめるのが好きな人たちなんだと思ってました」

「そんなことないわよーっ。私だって天気の悪い日は行きたくないし、休みの日にまで早起きしたくないのは同じよ。でも自分の身体がなまっていくのが許せないから、一日でも長く続けられるように自分自身でモチベーションを上げてるのよ~」

「そうなんですね。。。どうやったら続けられますか?」

行きやすい場所を選ぶなどして、利用の負担を減らす。お目当てのイケメンを見つけるとか、楽しいこととフィットネスをセットにする。家族や友達と行く、トレーナーさんについてもらうなど、誰かと一緒に行うのも続けやすくなるコツよ。それでも続かなかったら、店舗や利用フィットネスを変えるなど、潔く方向転換するのもアリね。とにかくあんまり難しく考えず、1日でも長く続けること!」

「おぉ、最後に素敵なアドバイス、ありがとうございます!」

「お役に立てたなら良かったわ。ハイっ、請求書!」

「エ、先生……無料アドバイスではっ!!!!」

「なに寝ぼけたこと言ってんのよーっ!私は自腹で行くジバラ先生。次の迷える子羊を助けるために、資金が必要なのっ!ハイ、これは立地のアドバイス料、こっちは設備のアドバイス料と、今日のお茶代324円……」

「こ、細かっ!鬼ーーーーーっ( ;∀;)」

【まとめ】
・一番大切なのは「一日でも長く続けること」。
・そのために、「利用の負担を減らす」「楽しみとセットにする」「誰かと一緒に行う」等、工夫してみよう。
・続けるのが難しくなったら、潔く方針転換するのも手。