梅雨の時期の体調を整える、
おすすめの屋内スポーツと運動時の注意点

春の過ごしやすい陽気が過ぎると、梅雨のジメジメ感や徐々に高くなる気温に体がついていけず、参ってしまいがち。さらに雨の日が続くと、体がだるく引きこもってしまうという方もいるでしょう。

ここでは、運動不足になりやすい梅雨に実践してもらいたい屋内スポーツをご紹介します。また、梅雨の時期でも油断できない、運動時の熱中症対策についても見ていきましょう。

梅雨シーズンに行いたい
スポーツ5選

雨の日におすすめの、屋内でもできるスポーツを5つご紹介します。体を動かす目的や体調に応じて、自分にぴったりのスポーツを見つけましょう。

1)アロマヨガでリフレッシュ

アロマオイルを焚いた空間でヨガに取り組むアロマヨガ。激しい運動は苦手な方、リラックスしながら体を動かしてすっきりしたい方におすすめです。アロマヨガは、深い呼吸とアロマの香りの相乗効果によって、自律神経のバランスを整えることが期待できます。アロマヨガのレッスンを受けられるヨガスタジオを探して、まずは体験レッスンから始めてみましょう。

2)運動量の多いスカッシュでしっかりカロリー消費

インドアラケットスポーツのスカッシュは、壁打ちテニスの屋内版のようなもの。四方が壁の空間でボールを打ち合い、得点を競います。シンプルなルールと運動量の多さが魅力のスポーツです。

運動量の多いスカッシュは、高い消費カロリーが期待できるため、梅雨時もしっかりと運動したいという方に◎。定期的に通いやすいスカッシュ施設を探してみてください。

3)トレンドのボルダリングは初心者でも始めやすい

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ボルダリングは動きやすい服装になるだけで取り組める、初心者でも始めやすいスポーツ。壁についた「ホールド」と呼ばれるカラフルな石を使って、壁を登っていきます。

ボルダリングは全身を使って登るため、こちらも消費カロリーが大きいです。インナーマッスルや柔軟性を鍛えられるので、体を引き締めたいという人にも◎。ボルダリングの各コースや課題には、クリアが難しい部分が1ヵ所設けられています。難しい部分にチャレンジしてゴールまで登ることができたときは、大きな達成感を得られるでしょう。

近年は、ボルダリング専用のジムが増えており、気軽に始めやすくなっています。初心者向けから上級者向けまで、さまざまな難度のコースを用意している施設もありますよ。

4)程良いエクササイズになるボウリング

年齢を問わず楽しめるスポーツとしても人気のボウリング。友人や仕事仲間、家族と楽しく体を動かしたい方におすすめです。

ボウリングが運動になるというイメージがないかもしれませんが、ボールを振りながら歩いたり、体をねじったり腕を振ったりする動作は、良いエクササイズになるんです。始める前に準備運動やストレッチをしっかりすることで、より高い運動効果が得られるでしょう。

5)バッティングセンターでストレス解消

野球の女性ファンも増えたことなどから、最近は女性一人でバッティングセンターへ行くことも珍しくありません。バットでボールを打つという単純な動作でも、きちんとフォームを意識して繰り返すことで、大きな運動効果が期待できます。ボールを打つ音や、打てたことによる達成感によって、ストレス解消効果も得られるでしょう。

始めはなかなかボールを打つことが難しいかもしれませんが、継続するうちに打てる確率も上がるはず。少しずつコツをつかんで、より難度の高い球速にチャレンジしてみるのもいいのでは。

梅雨でも注意したい、
運動時の熱中症対策

気温が上がってくると注意したいのが熱中症。熱中症は夏本番だけでなく、湿度の高い梅雨のシーズンに発症することもあるため、対策しておく必要があります。また、熱中症は屋外だけでなく屋内でも発症リスクがありますので、運動時は十分に注意して取り組んでください。ここでは、運動時に注意したい熱中症予防のポイントを見ていきます。

こまめな水分補給

屋内における運動時でも、必ずこまめな水分補給を忘れないようにしましょう。運動時の飲み物は、次のような物がおすすめです。

●0.1~0.2%の塩分を含んだ飲料
●100ml中にナトリウムが40~80mg含有されているスポーツドリンク
●温度が5~15℃の飲料

また、運動量の多いスポーツを行う場合は、適度な糖分を含む飲料が疲労回復に役立ちます。

吸湿性・通気性の良い服装で行う

体を動かして汗をかくため、吸湿性や通気性に優れた素材のウェアを選びましょう。できるだけ、薄着を意識することも大切です。また、屋外で活動する場合は、帽子を被り頭部を日光から守りましょう。

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適切に休憩をとる

運動時の休憩は、30分に1回程度が推奨されています。風通しの良い、直射日光のあたらない場所で休みましょう。休憩には、「体温を下げる」「水分補給をする」という2つの目的があります。冷やしたタオルで体を拭いたり、ウェアを着替えたりして、しっかりと体温を下げてから運動を再開しましょう。

熱中症リスクの高いスポーツは避ける

ランニングやダッシュの繰り返しなどのハードなスポーツは、特に熱中症のリスクを高めてしまいます。また、防具や厚手の衣服を着用して行う柔道、剣道といった武道も熱中症にかかりやすくなるため、この時期は避けたほうがいいでしょう。

自分の体調と相談しながら行う

体調不良時は無理に運動せず、体を休めることを優先させましょう。例えば、風邪気味のときや胃腸の調子が悪いとき、脱水状態になっているときなどは、特に熱中症のリスクが高いため、運動は中止してください。また、次のような場合も熱中症にかかりやすいため、自分の体調と相談しながら運動を行いましょう。

●前日にお酒を多く摂取した
●朝食を抜いている
●寝不足

~おわりに~
本格的な夏を迎えて体力不足に悩まないためにも、梅雨時も適度に体を動かすことを心掛けましょう。 家の中でできるストレッチなどの簡単なエクササイズももちろんいいですが、屋内でできるスポーツもたくさんあります。楽しく効率的に生活へ運動を取り入れてみましょう。