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憧れのさらさらヘアを目指そう!
美しい髪を育てる食べ物とは?

健康的でつやのある髪の毛を育て、キープするためにも、日々のヘアケアは必要不可欠。なお、ヘアケアは、外からのものだけでなく、内側から行うことも重要です。髪は、私たちが摂取する栄養によってできているため、毎日の食事の栄養バランスを考慮することも大切なのです。

そこで今回は、美しい髪を育て、それを維持するために必要な栄養素やその代表的な食べ物のほか、注意したい食習慣などについて解説します。

健康な髪を育てるには食べ物も重要

私たちの髪を作っている「毛母細胞」。この細胞を活性化させるためには、毎日の食事の栄養バランスや、睡眠の質が大きく関係してきます。栄養不足や栄養バランスの偏り、睡眠不足などは、髪が細くなったり、抜け毛が増えてしまったりする原因となるため、健康で美しい髪を育てるには、こうした生活習慣の乱れをなくすことが重要なのです。
髪の傷みやつやのなさが気になる場合は、ヘアケアだけでなく毎日の食習慣を見直すことで、髪質改善を促すことができるでしょう。

美しい髪を育てるために必要な栄養素

ここからは、健康できれいな髪を育てるために必要とされている栄養素について見ていきましょう。

アミノ酸を多く含むたんぱく質

髪の主成分となる「ケラチン」は、数種類のアミノ酸が結合してできたたんぱく質。アミノ酸を豊富に含んだ良質なたんぱく質をとることで、髪の土台を作ることができます。良質なたんぱく質は、肉や魚、卵、大豆、牛乳などに、豊富に含まれています。

ビタミン

ビタミンは、たんぱく質を体内に取り込むために欠かせません。中でも、髪のために積極的にとっていきたいビタミンは次のようなものです。

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●ビタミンA
髪や爪、皮膚を健康に保つために必要なビタミンA。にんじんやかぼちゃ、ほうれんそうなどの緑黄色野菜に豊富に含まれています。
●ビタミンB6
頭皮の新陳代謝を促し、健康的な髪を作るのがビタミンB6。サバやイワシ、マグロなどの青魚、牛肉、鶏肉、レバー、バナナなどに豊富に含まれています。
●ビタミンE
血行を良くして、頭皮に酸素と栄養が行きわたりやすくするビタミンE。オリーブオイルやごま油などの植物油、うなぎ、豆類、アーモンド、ごま、かぼちゃなどに豊富に含まれています。

ミネラル

亜鉛やヨウ素などのミネラルは、ビタミンと同じように、細胞を正常に機能させるために欠かせない栄養素。ミネラルは、疲労やストレスによ

●亜鉛
亜鉛は、たんぱく質を髪に合成させるために必要で、髪に栄養を届ける重要な役割を果たしています。抜け毛予防や皮膚の形成にも必要です。貝類や緑茶、抹茶などに多く含まれています。
●ヨウ素(ヨード)
代謝を促し、髪の成長に寄与するヨウ素は、髪のつやを良くする効果も期待できます。わかめや昆布、ひじきなどの海藻類に含まれています。

L-システイン、L-シスチン

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皮膚や髪、爪などに多くあり、代謝を助ける役割を担うアミノ酸の一種であるL-システイン、そしてL-システインが2分子結合したものが、L-シスチンです。これらは、髪のターンオーバーを促進して育毛に役立つといわれ、羊肉や牛肉、サケ、卵、大豆、オートミールなどに豊富に含まれています。

アスタキサンチン、β-カロテン、リコピン

アスタキサンチンとβ-カロテン、リコピンは、エイジングケアと育毛を促す抗酸化成分です。毛母細胞の分裂を促進し、頭皮環境を整えながらつやのある健康的な髪を作ります。サケやエビ、カニ、トマト、にんじん、パプリカなど、赤色の魚や甲殻類、野菜に多く含まれています。

特におすすめの食べ物はナッツ類!

美髪や発毛に特におすすめといわれている食べ物が、ナッツ類です。
ナッツ類には、肌や髪の細胞を形づくる植物性たんぱく質だけでなく、肌や髪に栄養を行きわたらせるミネラル類も豊富に含まれており、健康な髪づくりに必要な栄養を効率的にとることができます。注意したいのは、「ピーナッツ」はナッツ類ではなく豆類ということ。アーモンドやクルミ、カシューナッツ、ピスタチオなどが代表的なナッツ類です。

避けたほうがいい食習慣

最後に、健康的な髪づくりを阻害してしまう食習慣についてもチェックしてみましょう。

ジャンクフードなどの脂っぽい物

ジャンクフードをはじめとした、脂質の多い物をよく食べる方は要注意。脂っぽい食事は、頭皮の皮脂の分泌量を増やしてしまいます。皮脂の分泌量が増えると体全体が酸化しやすくなり、老化体質を招くほか、髪質も悪化します。

食品添加物の多い物

スナック菓子やファストフードといった食品添加物が多く含まれる食べ物も、なるべく避けましょう。こういった食べ物は体内で消化しきれずに、残りカスが腸内で腐敗してしまうためです。
私たちの髪や皮膚、爪などは、口にした物が腸から吸収されることで作られています。しかし、消化しきれずに腐敗した食べ物のカスが残る腸から作られた髪や皮膚は、質も下がってしまうのです。

なお、消化不良を起こし、腸内環境が悪化しているのは、悪玉菌が増えている状態。悪玉菌の増加は、髪や肌の質を下げるだけでなく、便秘を引き起こす原因となってしまいます。きれいな腸内環境を保つためにも、食品添加物の多い食べ物は避けるべきでしょう。

~おわりに~
毎日、シャンプーやトリートメントできちんとヘアケアしているのに、なかなか髪の状態が良くならない…という場合は、日々の食事や睡眠に問題がある可能性も。一度、自身の生活習慣を振り返り、改善できるところから変えていくことで、健康的な髪や肌づくりにつながります。食事と栄養バランスを整えて、きれいな髪を作っていきたいですね。