「体重は減っているのに、見た目があまり変わらない」「筋肉をつけたら太って見えないか心配」など、ダイエットをするにあたって、このような悩みや疑問を抱く方もいます。実は、筋肉と脂肪は重さが同じでも大きさがかなり異なるため、ボディメイクをするにあたっては、体重よりも体脂肪率や筋肉量が重要となります。
そこで今回は、ダイエットをするにあたって知っておきたい、脂肪と筋肉の重さと大きさの関係について紹介します。併せて、体脂肪を減らして筋肉を増やすためのポイントも見ていきましょう。

筋肉と脂肪は重さが違う?
ダイエットは体重より体脂肪率が重要
脂肪と筋肉、重さが同じでも大きさが違うのはなぜ?
まずは、脂肪と筋肉の重さと大きさの関係についてご紹介します。
同じ100gの赤身だけのステーキ肉と、脂身だけのステーキ肉を並べると、脂身だけの肉のほうが一回りほど大きく見えます。これは、同じ重さの肉でも「密度」が異なるためです。筋肉は脂肪よりも密度が高く、重量あたりの体積は小さくなります。体積が小さければ、同じ重さでも小さく見えるのです。
人の体に置き換えてみても、それは同じ。同じ体重でも、筋肉が少なくて脂肪が多い人より、脂肪が少なくて筋肉が多い人のほうが引き締まって見えます。
ダイエットで意識すべきは体重よりも体脂肪率と筋肉量

ダイエットをするにあたって、体重計は欠かせないアイテムのひとつ。しかし、先程ご紹介した通り、引き締まった見た目にするためには、 体重の増減よりも体脂肪と筋肉のバランスを意識しなくてはなりません。筋肉量の増加と体脂肪率の減少に注目してダイエットに取り組むのがポイントです。
そこで持っておきたいアイテムが、ただ体重だけを測るのではなく、体の組成分を測定できる「体組成計(たいそせいけい)」。体重以外にも、筋肉量や体脂肪率、そしてそのバランスを測ることができます。
体脂肪を減らして筋肉を増やすためのポイント
ここからは、体脂肪を効率的に減らしつつ、筋肉を増やすためのトレーニングのコツを見ていきましょう。
引き締まった体にするには?

スリムな見た目を目指すのであれば、筋肉量を増やすだけのトレーニングをするのは避けましょう。そもそも、脂肪を減らさなければ筋肉はきれいに出ません。筋肉は脂肪の下にあるため、余分な脂肪を減らさずに筋肉をつけても、より太って見えてしまいます。これでは、引き締まった印象の体にはなりません。
相撲の力士の体をイメージしてみてください。力士の体はトレーニングによってかなり筋肉はついていますが、同時にたくさん食べて脂肪もつけているため、ぽっちゃりとしているのです。
おすすめは有酸素運動
引き締まった体型になるためには地道に脂肪を減らし、筋肉をつけていく必要があります。
ここで注意したいのが、手っ取り早く減量したいからといって、 過度な食事制限に走ってはいけないということ。
食事制限ダイエットは、確かに体重は減りやすくなりますが、リバウンドの原因となったり健康を害する恐れがあります 。ダイエットは、脂肪を減らしつつきちんと筋肉を増やせるよう、まずは有酸素運動を行うのがおすすめです
有酸素運動は、20分以上行うことで消費エネルギーを補おうとして脂肪を燃焼します 。また、有酸素運動では遅筋(ちきん)という細くしなやかな筋肉を鍛えられるため、あまり目立った筋肉をつけずにスリム体型を目指したい場合にぴったりといえるでしょう。
反対に、ウエイトトレーニングなどの無酸素運動はハードな上、おもに大きな筋肉を鍛えるためのトレーニングとなるため、目立つ筋肉をつけたくない方は注意が必要です。
~おわりに~
単に体重だけを落とすダイエットをしても、筋肉量が足りずに体がたるんだ印象になったり、健康トラブルを招いたりする可能性もあります。脂肪を落としながら筋肉をつける方法で、健康的に引き締まった体づくりを目指しましょう。
また、効果的にボディメイクをしたい方には、ジムやフィットネスクラブのご利用もおすすめです。
総合スポーツクラブのルネサンスでは、ただトレーニングを行うのではなく、サポートシステムの「カラダ測定」とカウンセリングを通して、体成分を分析。体脂肪量と筋肉量はもちろん、体型診断や基礎代謝量も測定した上で、より筋肉量と体脂肪量のバランスのとれた体にするために必要なことをご案内します。
お客様の目標やライフスタイルに合わせて、さまざまなエクササイズのプログラムをご提案できる上、初心者の方も安心してご利用いただけるサポートが充実しています。お近くのルネサンスクラブの見学予約から、ぜひご検討ください。
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