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睡眠負債の改善や質の向上にはサウナと運動が効果的?実践方法を解説

「疲れているのに寝つきが悪い、眠りが浅い」「朝すっきりと起きられず、寝覚めが悪い」

こうした悩みの原因には、睡眠の質の低下や「睡眠負債」の蓄積が深く関係している可能性があります。
睡眠の質を高めて疲労から回復しやすい状態にする方法のひとつとして、サウナや入浴に、運動を組み合わせるのがおすすめです。ここでは、サウナ×運動が睡眠の質を高めるのにプラスに働く理由や、実践方法などについてご紹介します。

脳や心身の疲労を癒やす睡眠の役割とは?

睡眠は、脳や心身の疲労を回復させ、記憶を定着させる上でも欠かせないものです。良い睡眠をとれるかどうかは、日常生活や仕事、スポーツにおけるパフォーマンスにも大きく関わるもの。また、睡眠は「栄養バランスのとれた食事」や「適度な運動」と併せて、健康を保つ上で欠かせない要素といえます。

そんな睡眠の質をチェックするには、寝つきはいいか、ぐっすりと深く眠れているか、目覚めはスッキリとしているか、ご自身のことを振り返ってみてください。睡眠の質がいいほど、回復効果も高いといえます。

睡眠不足が蓄積することで心身に不調をきたす睡眠負債

「睡眠負債」とは、睡眠不足が蓄積することで心身に不調をきたす状態を指します。
睡眠不足は自律神経の乱れを招き、身体のさまざまな機能が低下しやすくなります。その結果、疲労感や倦怠感、イライラなどの症状が現れてしまうのです。
さらに、睡眠負債は生活習慣病のリスクも高めてしまいます。夜型生活を送る方も多い現代は、睡眠負債を抱えやすい環境ともいえます。

良い睡眠を得るための条件とは?

良い睡眠を得るための条件とは、どのようなものなのでしょうか。ポイントは次の2つです。

<良い睡眠を得るための2つの条件>
・入眠直後のノンレム睡眠が深い状態である
・入眠時、身体の中心部の深部体温が下がるときに、足先・指先といった末梢部分の表面温度は相対的に高くなっている

それぞれどのようなしくみで睡眠の質に寄与するのかを、詳しく見ていきましょう。

入眠直後のノンレム睡眠を深める

ノンレム睡眠とは、脳も身体も眠っている状態のこと。脳は起きていて身体は眠っているレム睡眠とワンセットで、入眠から起床までに4~5回程度繰り返されます。

入眠直後から始まるノンレム睡眠は特に眠りが深く、このあいだに最も成長ホルモン(大人にとっても重要で、身体の修復や疲労回復に欠かせない物質)が分泌されます。そのため、疲労を回復させて翌朝すっきり目覚めるには、入眠直後のノンレム睡眠の質は特に重要。入眠直後のノンレム睡眠は約90分間続くため、就寝から90分間の深い眠りを確保することは、身体のコンディションを保つために欠かせません。

身体の中心部の深部体温が下がるときに、末梢部分の温度が高まる

人間には、手足の皮膚などをはじめとする「表面温度(体表面温度のこと)」と、身体の中心部の「深部体温」という2種類の体温があります。通常、起きているあいだは深部体温のほうが表面温度よりもやや高い状態です。

スムーズに寝つくための条件のひとつは、入眠時に表面温度のほうが深部体温より高まっている状態であること。眠りにつくとき、良質な睡眠を得られているなら、深部体温は下がる一方で、手足などの末梢血管は拡張し、血液がめぐることで放熱して、表面温度が上がっているはずです。そのため、眠くなると手足が温かいと感じる方が多いのです。

ただし、現代人は良い睡眠を得るための環境を整えづらい状況にある方も多いのが実際のところ。続く章では、睡眠の質を高めるための方法について紹介しましょう。

サウナ·入浴·運動がカギ!睡眠の質を高めるためのおすすめの方法とは?

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睡眠の質を高めるにはいくつか方法がありますが、おすすめの手段のひとつはサウナや入浴で深部体温を調整し、さらに適度な運動も習慣化するというものです。ここでは、その実践方法をご紹介します。

入浴やサウナで深部体温を調整する

前述のとおり、スムーズに寝つくためには、入眠時に身体の深部体温が下がるとき、相対的に身体の表面温度は高くなり、足先や指先などの温度が高い状態となっていることがカギとなります。
この体温の切り替えには、就寝90分前のサウナや入浴が効果的です。サウナやお風呂に入ることで上昇した深部体温は、90分程度かけて元の体温に戻ります。そのタイミングが、入眠には最適なのです。

冷えを改善する温活のポイントについてはこちらもご覧ください。

週2~3回·30分程度の軽い運動で快眠へ

サウナや入浴での深部体温の調整に加えて、運動によって適度な疲れを身体に感じさせることで、さらに寝つきが良くなり、深く眠れるようにもなります。
理想は週2~3回、1回あたり30分程度、身体を動かすこと。ハードな運動をする必要はありませんので、運動不足を自覚している方は、ウォーキングやストレッチから始めてみてはいかがでしょうか。

なお、寝る直前の運動はかえって脳を覚醒させてしまう可能性があるため、夜は軽いストレッチ程度にとどめることも大切です。血液循環を促すストレッチは、筋肉の緊張をほぐす効果もあるため、心身がよりリラックスして深い眠りにつきやすくなるでしょう。

就寝前におすすめのストレッチについてはこちらもご覧ください。

サウナでの過ごし方とは?初心者もこれだけ知っていればOK!

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一般的なサウナに入る手順は、次のとおりです。各施設の利用方法をあらかじめ確認した上で、「大声での会話は控える」「最初に身体と頭を洗っておく」といった基本的なマナーを守れば、初心者の方でも心配しなくて大丈夫です。

<サウナの基本的な流れ>
  1. 水分補給をする
  2. 身体と頭を洗う
  3. サウナに入る(6~12分程度)
  4. 水風呂に入る(2分程度)
  5. サウナから水風呂の流れを2回繰り返す
  6. 休憩(外気浴などを10分程度)

なお、サウナに入る時間は6~12分程度が目安ではありますが、サウナに慣れていない方は無理に入り続ける必要はありません。また、身体の調子が悪いときや生理中のほか、飲酒後などにサウナに入ると体調不良を招くおそれもあるので控えてください。

~おわりに~
睡眠の質を高めるには、サウナや入浴で体温を調節しつつ、適度な運動を習慣化することがおすすめ。自宅で運動を継続するのが難しいと感じる方も、エクササイズとセットでサウナ施設も利用できるジムやスポーツクラブなら、効率良く通い続けることができるはずです。睡眠にお悩みの方は、ぜひサウナと運動にセットで取り組んでみましょう。

サ活ができるおすすめの施設や女性への効果についてはこちらもご覧ください。

また、総合スポーツクラブのルネサンスには、サウナを備えた店舗が多数あります。まずはお試しで利用してみたい方向けに、全国約100店舗で使える「1,000円体験クーポン」も。この機会に、お近くのルネサンスクラブの見学や、体験を検討してみてはいかがでしょうか。

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