腹筋が1回もできない女性へ。初心者でも寝ながらできる簡単メニュー

「今年こそはお腹まわりをスッキリさせたい」と意気込んで腹筋運動を始めてみたものの、1回も起き上がれなかったり、すぐに腰が痛くなってしまったりして挫折した経験はありませんか?

実は、いわゆる「上体起こし」のようなハードな運動だけが腹筋を鍛える方法ではありません。運動に自信がない女性や、忙しくてジムに通う時間が取れない方でも、自宅のベッドや布団の上で「寝ながら」できる効果的なトレーニングはたくさんあります。

この記事では、スポーツクラブ ルネサンスのトレーナーが、初心者でも腰を痛めずに続けられる「簡単腹筋メニュー」を厳選して解説します。1ヶ月後、自分のお腹に自信が持てるようになるための第一歩を、今日から一緒に踏み出しましょう。

教えてくれたヒト

スポーツクラブ ルネサンス 木藤トレーナー
自身も日頃から筋力トレーニングに励み、 ボディメイクコンテスト「Wellness Style Challenge」のBest Style部門1位の経験を持つ。ボディメイク、パワー向上を目指した指導が得意。

なぜ「腹筋運動」は挫折しやすいのか?プロが教える正しい考え方

「腹筋を鍛える=苦しい思いをして上半身を何度も起こす」というイメージを持たれがちですが、実はその思い込みこそが挫折の大きな原因です。特に初心者の女性が無理に上体起こしを行うと、お腹ではなく首や腰に余計な力が入ってしまい、効果が出ないばかりか怪我をしてしまうこともあります。

「起き上がる」ことより「お腹をへこませる」ことを意識する

腹筋運動の本来の目的は、上半身を持ち上げることではなく、お腹の筋肉(腹直筋や腹横筋)をしっかりと収縮させることです。そのため、頭を少し浮かせるだけ、あるいは寝たまま呼吸を意識するだけでも、正しく行えば十分に効果が得られます。

回数にこだわらない「質」の重要性

「1日100回」といった無理な目標は必要ありません。多くの人が「1日何回やればいいのか」という疑問を抱えていますが、大切なのは回数よりも「今、お腹の筋肉が使われているな」という感覚(フォーム)を維持することです。

「休息」もトレーニングの一部

筋肉は、トレーニングで負荷を与えた後にしっかりと休ませることで成長します。毎日必死に行うよりも、週に3回程度から始め、1ヶ月後の変化を実感するための近道となります。

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腹筋が1回もできないのは、筋力不足だけが原因ではありません。正しいフォームを知らないだけで、寝たままの姿勢からでもお腹に刺激を入れることは誰にでも可能です。まずは自分ができる『最小限の動き』から始めてみましょう!

まずはここから!呼吸だけでお腹を絞る「ドローイン」

「腹筋を鍛えたいけれど、腰を動かすのも不安」という方にまず取り組んでほしいのが、腹式呼吸を利用した「ドローイン」です。これはお腹の深い部分にあるインナーマッスル(腹横筋)を刺激する種目で、実はこれだけでも立派なトレーニングになります。

ドローインの正しいやり方

  1. 仰向けに寝て膝を立てる。
  2. 鼻から大きく息を吸いながら、お腹を膨らませる。
  3. 口からゆっくりと息を吐き出しながら、お腹をできる限りへこませる。
  4. お腹をへこませた状態をキープしながら、浅い呼吸を10〜30秒間繰り返す。

「お腹に力を入れて過ごす」感覚を掴むのにも最適で、家事の合間や移動中など、いつでも実践できるのが魅力です。3セットほど繰り返しましょう。

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ドローインは、おへそを背中にくっつけるようなイメージでへこませるのがコツです。内臓を支える筋肉が鍛えられるので、ぽっこりお腹の解消に非常に効果的ですよ!

【寝ながらできる】初心者向け簡単腹筋メニュー3選

布団から出る前や寝る前の数分間で完了する、ハードルを極限まで下げた3つのメニューを紹介します。

1.お腹全体の引き締め「ニータッチクランチ」

上体を浮かせるシンプルな動作ですが、腹筋上部を集中的に鍛えられます。

  1. 仰向けに寝て、膝を90度に曲げ、足裏は床につけ、手は太ももに置く。
  2. 息を吐きながら、自分のへそを見るようにして、肩甲骨が床から少し浮く程度までゆっくりと上体を起こす。
  3. 手のひらで膝を触るようにスライドさせ、お腹をギュッと収縮させて1秒キープ。
  4. ゆっくりと元の位置に戻す。これを10〜15回行う。

完全に起き上がる必要はありません。首だけを曲げるのではなく、お腹をギュッと縮める感覚を大切にします。

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腹筋が1回もできないという方は、この『少しだけ浮かす』動きから始めましょう。これだけでもお腹にしっかり力が入れば、十分なトレーニングになりますよ!

2.下っ腹をスッキリさせる「レッグレイズ(脚上げ)」

ポッコリお腹が気になる方に特におすすめなのが、脚の重みを利用して下腹部を鍛えるメニューです。

  1. 仰向けに寝て、両手は体の横に自然に置く。手のひらは床に向ける。
  2. 両脚を揃えたまま、床と垂直になるまでゆっくりと持ち上げる。
  3. 3秒ほどかけて、床にかかとがつくスレスレのところまでゆっくりと脚を下ろす。
  4. 脚を再び持ち上げる。これを10〜15回行う。

腰が浮きそうな場合は、膝を軽く曲げた状態で行うと強度が下がり、腰への負担が軽減されます。

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脚を下ろした時に腰が浮いてしまうと、腰痛の原因になります。お尻の下に両手を敷くと、腰の反りが抑えられて腹筋に効きやすくなりますよ。

3.お腹まわりを総合的に引き締める「エア自転車こぎ」

寝ながら自転車を漕ぐような動作で、お腹全体の筋肉をバランスよく使います。脚の付け根にある深層筋(腸腰筋)もしっかり刺激されるため、お腹まわりから脚のラインまでをスッキリ整える効果があります。

  1. 仰向けの状態で両膝を90度に曲げ、床から持ち上げる。
  2. 両手は体の横に置き、手のひらを床に向ける。
  3. お腹に力を入れ、腰が反らないように姿勢を安定させる。
  4. 空中で自転車のペダルを漕ぐように、片方の脚を斜め上に向かって真っ直ぐ伸ばし、もう片方の膝を胸にグッと引き寄せる。
  5. 左右の脚を交互に、リズミカルに突き出す動きを繰り返す。
  6. 20〜30秒間、呼吸を止めないように一定のペースで続ける。

腰が浮きそうになったら、脚を回す位置を少し高く(天井に近づけて)調整してみてください。

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余裕がある人は、脚を遠くに伸ばすように意識してみてください。お腹の深い部分まで刺激が届き、立ち姿も美しくなりますよ!

腹筋を鍛えるのと同時に意識したいのが、お腹まわりの「皮下脂肪」へのアプローチです。1日5分でできる、トレーナー直伝の食事術と筋トレの組み合わせは、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事: 【女性向け】お腹の皮下脂肪の落とし方|1日5分でOK!トレーナー直伝の筋トレ&食事術|ルネサンスマガジン

「1日何回?毎日はダメ?」よくある質問にトレーナーが回答

トレーニングを始めようとすると、「毎日100回やらなければいけないのか」「筋肉痛があっても続けるべきか」と悩む方は非常に多いです。効果を最大限に引き出し、かつ挫折しないための正しい頻度と回数について解説します。

1日の回数よりも「1セットの質」を重視

「腹筋1日何回」という明確な正解は、実は一人ひとりの筋力によって異なります。大切なのは回数そのものではなく、「もうこれ以上、正しいフォームを維持できない」という限界の手前まで行うことです。

  • ●初心者の目安:まずは各メニュー10〜15回を1セットとし、2〜3セット行うことを目標にしましょう。
  • ●少ない回数でもOK:もし10回が難しければ、5回でも構いません。腹筋10回であっても、お腹の筋肉を意識してゆっくり動かすことで、十分な効果が期待できます。

効率的な頻度は「週3回(1日おき)」

意外かもしれませんが、腹筋は毎日必死に行う必要はありません。筋肉はトレーニングで刺激を与えた後、適度に休ませることで成長します。

  • ●おすすめのスケジュール:「月・水・金」のように1日おき、週3回程度のペースで進めるのが最も効率的です。
  • ●筋肉痛があるときは:無理をして行うとフォームが崩れ、腰痛の原因にもなります。痛みがある日はしっかり休み、ストレッチなどで体をほぐすことに専念しましょう。

腹筋運動をすると腰が痛くなる…という方は、もしかすると「反り腰」が原因かもしれません。ぽっこりお腹を根本から解消するための、正しい姿勢の作り方もぜひ参考にしてください。

関連記事: 腰痛やぽっこりおなかの原因!女性に多い反り腰の原因と改善方法|ルネサンスマガジン

3日で割れる?「即効性」の落とし穴

インターネット上には「3日で腹筋を割る」といった情報もありますが、筋肉が目に見えて変化するには最低でも1ヶ月程度の期間が必要です。

  • ●1週目:お腹に力を入れる感覚(腹圧のコントロール)に慣れる時期です。
  • ●2〜3週目:筋力がつき始め、動作が安定してきます。
  • ●4週目以降:継続することで、少しずつお腹まわりの引き締まりを実感できるようになります。

過度な期待で短期間に追い込みすぎず、まずは1ヶ月間「自分にできる回数」を積み上げていくことが、理想の体に近づく一番の近道です。

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『毎日やらなきゃ』というプレッシャーは挫折の元です。お客様にも、まずは『週2〜3回、心地よい疲れを感じる程度』からのスタートを推奨しています。継続こそが最大の武器ですよ!

1ヶ月で変化を感じるための「習慣化」ロードマップ

ずっと同じ負荷で続けるよりも、少しずつステップアップしていく方が飽きずに効果を実感しやすくなります。3日坊主を卒業し、1ヶ月後にお腹の変化を実感するための4週間の流れをご紹介します。

第1週:お腹を動かす「感覚」を掴む時期

まずは筋肉を大きく動かすことよりも、トレーニングに慣れることを優先しましょう。

  • ●目標:週3回、まずは「ドローイン」と「ニータッチクランチ」を1セットずつ行います。
  • ●意識するポイント:「今、本当にお腹に力が入っているかな?」と自分の体に集中することです。
  • ●習慣化のコツ:「朝おきたら」「お風呂に入る前」など、やる時間を決めてしまいましょう。

第2週:「1日10回」を定着させる時期

少しずつ動きに慣れてきたら、回数を安定させていきます。

  • ●目標:決めたメニューを各「10~15回」ずつ、しっかりこなします。
  • ●意識するポイント:呼吸を止めないこと。特に脚を下ろす時に息を吐くよう意識しましょう。
  • ●習慣化のコツ:1回でもできたら自分を褒める。この「小さな達成感」が継続の鍵です。

第3週:負荷を少しだけ上げてみる時期

体が動きに慣れて、物足りなさを感じ始める頃です。

  • ●目標:セット数を「2セット」に増やすか、「エア自転車こぎ」など少し動きのあるメニューをメインに行います。
  • ●意識するポイント:疲れが出てきてもフォームを崩さないこと。腰が浮いていないか再確認しましょう。
  • ●習慣化のコツ:「週3回」が守れなくても、「週2回はできた」とポジティブに捉え、途切れさせないことが大切です。

第4週:引き締まりを実感し、習慣を定着させる時期

1ヶ月の締めくくりです。この頃には、ふとした瞬間に「お腹に力が入れやすくなった」と感じるはずです。

  • ●目標:セット数を「3セット」に増やし、1ヶ月の総仕上げとして週3回継続します。
  • ●意識するポイント:日常生活(歩いている時やデスクワーク中)でも「ドローイン」を意識してみましょう。
  • ●習慣化のコツ:1ヶ月継続できた自分にご褒美を用意するのもおすすめです。
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1ヶ月という期間は、筋肉の細胞が入れ替わり始める大切な時期です。目に見える劇的な変化は個人差がありますが、内側の筋力は確実にアップしています。もし途中で数日空いてしまっても、そこで諦めずに翌日から再開すれば、それは立派な『継続』ですよ!

腹筋の効果を高める!日常で意識したい「姿勢」と「ストレッチ」

トレーニングの時間以外でも、少しの意識で腹筋を鍛えるチャンスはたくさんあります。また、使った筋肉をケアすることで、代謝アップや怪我の予防にも繋がります。

「腹筋に力を入れて過ごす」ことのメリット

特別な運動をしていなくても、立っている時や椅子に座っている時に「お腹を軽くへこませて、背筋を伸ばす」ことを意識してみてください。これだけで、天然のコルセットと呼ばれる「腹横筋」が働き、姿勢が整うだけでなく腰痛の予防にも役立ちます。

トレーニング後の「腹筋ストレッチ」で柔軟性を保つ

腹筋を鍛えた後は、縮まった筋肉を伸ばしてあげることが大切です。腹筋ストレッチを取り入れることで、血行が促進され、疲労回復を早めることができます。

  • ●やり方:うつ伏せになり、両手を床についてゆっくりと上半身を起こします。
  • ●ポイント:お腹の前側が心地よく伸びているのを感じながら、深呼吸を3回繰り返しましょう。
  • ●注意点:腰に痛みを感じる場合は、無理に上半身を高く上げず、肘をついた状態で行ってください。
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筋トレとストレッチはセットで考えるのがプロの常識です。特にお腹の筋肉が硬くなると反り腰の原因にもなるので、寝る前のリラックスタイムにストレッチだけでも行う習慣をつけてみましょう。

理想の「お腹まわり」は無理のない継続から

ここまで、初心者でも「寝ながら」取り組める腹筋メニューと、1ヶ月の習慣化ロードマップをご紹介しました。

「腹筋が1回もできない」という悩みは、決して恥ずかしいことではありません。大切なのは、今の自分に合った負荷から始め、少しずつ「できた!」という成功体験を積み重ねていくことです。今回ご紹介したドローインやレッグレイズは、どれもベッドの上で数分あればできるものばかりです。

「1日何回やればいいの?」と迷ったら、まずは10回を目標に週3回から始めてみてください。1ヶ月後には、きっと今よりもお腹に力が入りやすくなっているはずです。無理なく、楽しみながら、理想のお腹まわりを目指していきましょう!

「まずは家でできることから始めたい」という方には、腹筋以外の有酸素運動を組み合わせるのもおすすめ。お家でリフレッシュしながら取り組める、初心者向けの運動習慣についてはこちらをご覧ください。

関連記事: 有酸素運動の効果とは?初心者におすすめの家でもできる運動|ルネサンスマガジン

~おわりに~

「一人だとついサボってしまう」「自分のフォームが合っているかプロに見てほしい」という方には、自宅で気軽にプロの指導が受けられる「ルネサンスオンラインLivestream(ライブストリーム)」もおすすめです。

今回ご紹介したような簡単なエクササイズやや初心者向けのボディメイクなど、バリエーション豊かなプログラムを多数ご用意しています。画面越しにトレーナーと繋がることで、一人でやるよりもずっと楽しく、効果的にトレーニングを続けることができますよ。
理想のお腹まわりを目指して、私たちと一緒に新しい習慣を始めてみませんか?

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